SDGsで大注目！大豆原料の代替肉が今シンガポールで爆発的に大人気な理由は？
海外で起こっているニュースを知ることは、私達の生活をより豊かにしてくれます。コロナ禍も過ぎ去り、ようやく海外旅行の機会が増えてきた今日このごろ。渡航前に現地情報を知っておくことで海外旅行がもっと楽しめるはず！ワンコスモポリタンでは、「世界を楽しめばあなたの人生がもっと輝く」をコンセプトに、世界の文化や出来事に触れるためのコンテンツを多数お届けしています。
今回は、日本でも目にすることが多くなってきた大豆が原料の代替肉をテーマに取り上げました。中でもシンガポールでは「ネクストミーツ」という名前の大豆が原料の代替肉が爆発的に大人気となっています。経済的にも注目を集めるASEANの中でも、富裕層が集まるシンガポールにおいて、代替肉が人気になっている背景は？経済的な意義は？なんなのでしょうか？シンガポールに渡航する方も、シンガポールに限らず海外ニュースが気になる方も、ぜひご覧ください！
大豆由来の代替肉が世界的なトレンドになりつつある？
植物性タンパク質による代替食材は、世界的なトレンドになりつつあります。その背景には、動物愛護、環境の持続可能性、健康への懸念などがあります。消費者は、食肉産業が環境に与える悪影響についてますます認識するようになり、多くの人がより持続可能な代替品を求めています。植物性タンパク質は、従来の食肉に比べて生産に必要な水や土地が少なく済み、温室効果ガスの排出量も少ないため、より環境に優しい選択肢となっており、多くの企業がこの植物性タンパク質の生産に参入し出しているとのことです。
また、肉、特に加工肉の摂り過ぎによる健康被害への懸念も高まっています。植物性タンパク質は、一般的に動物性タンパク質よりも飽和脂肪が少なく、食物繊維が豊富であるため、より健康的な代替品となると言われています。植物性タンパク質やその代替品の人気は、食品技術の進歩にも後押しされています。企業は、肉の味や食感を模倣した新しい植物性製品を開発しており、世界的に、特に北米を中心としたベジタリアンやヴィーガンの人々の食生活を容易にすることでしょう。
全体として、植物性タンパク質や動物性タンパク質の代替品を使用する傾向は、健康問題や地球環境の保護、両方に有益であることを多くの人々が認識するようになるにつれて、今後も拡大すると予想されます。
SDGsの意識が高いシンガポールで爆発的な人気の大豆代替肉
数多くある大豆代替肉の中でも人気が高い「ネクストミーツ」は、代替肉の研究開発を行い、創業7ヶ月でアメリカ上場を達成した日本のベンチャー企業・ネクストミーツ株式会社が製造販売をしており、非遺伝子組み換えの大豆から作られており、コレステロール、抗生物質、ホルモン、防腐剤などは一切含まれていないと言われています。ネクストミーツ株式会社は2020年に創業し、同年12月から冷凍代替肉の輸入、テストマーケティングを開始していて、早い段階から海外マーケットに参入しています。
肉の味と食感を模倣するように設計されており、健康や環境上の理由から肉の消費を抑えたいが、肉の味と食感を楽しみたい消費者にとって魅力的な製品となっているとのこと。
シンガポールでは、健康や環境を意識している国民が多く、「ネクストミーツ」に限らず、高品質でおいしい植物性肉の代用品は、全体的に高い評価を得ており、多くの消費者がその味と食感を賞賛しています。また、バーガーキングが大豆由来のパティを使用した植物性バーガーを発売するなど、シンガポールのトップレストランや飲食店でも代替肉が採用されています。
代替肉は、そのサステイナビリティ（持続可能性）についても高い評価を受けています。大豆は、従来の肉類に比べ、水の使用量が少なく、温室効果ガスの排出量も少ないため、より持続可能なタンパク源と言えます。そのため、環境意識の高いシンガポールの消費者にとって魅力的な選択肢となっています。
そもそもシンガポールってどんな国？
シンガポールは、東南アジアに位置する主権国家である島国都市です。マレー半島の南端に位置し、北はジョホール海峡によってマレーシアと隔てられています。推定人口は590万人と言われています。国土は728.6㎢で、東京23区とほぼ同じくらいの大きさ。公用語は、英語、マレー語、北京語、タミール語ですが、どこに行っても英語はある程度通じます。
通貨はシンガポールドル（SGD）で、2023年4月現在で1SGD=約100円。スターバックスのトールラテが6.60SGD（約660円）なので、日本（490円）と比べると少し高めですね。ちなみに、シンガポールの消費者物価指数は、平均収入とともに上昇し続けており、一家4人で暮らす際の一カ月あたりの生活費は、およそ5,356SGD（約54万円）、労働によって得られた月収の中央値は、5,070SGD（約51万円）と言われています。
金融、製造、観光などの産業が牽引する高度に発展した多様な経済で知られており、世界で最も忙しい港のひとつとして、世界的に主要な貿易拠点となっています。
シンガポールは、中国、マレー、インド、西洋の文化から大きな影響を受けた、多様で多文化な社会です。また、活気ある食の街としても知られ、さまざまな国の料理が楽しめます。
気候は熱帯性気候で、湿度が高く、気温は年間を通じて25～35℃程度で、気持ちよく過ごせるでしょう。
海外旅行者を惹きつけるシンガポールの魅力とは？
先述の通り、シンガポールはさまざまな文化が入り混じった活気ある社会、目覚しい経済発展、清潔さと安全性、多様な食シーンなどが人々を魅了しています。
文化的な側面で言うと、中国、マレー、インド、西洋の文化がユニークに融合しており、食事、建築、祭りに多大な影響を与えています。シンガポールを訪れる際は、博物館、寺院、歴史的な町並みなど、さまざまな文化的な体験をすることができるでしょう。
また、食文化も独特な発展を遂げています。伝統的なホーカーフードから高級レストランまで、さまざまな料理が味わえます。チリクラブ、ラクサ、チキンライスといった地元の名物料理から、世界各国の料理まで味わうことができます。
合わせて、清潔さと安全性は東南アジア随一とも言われており、清潔で安全な環境を維持するために、厳しい法律と規制を設けていることで知られています。公共の場でのゴミのポイ捨て、ガムの噛み捨て、喫煙を防止するための厳しい法律が制定されているとともに、犯罪率も低く、世界で最も安全な都市のひとつとなっています。
このような活気ある文化、目覚しい経済発展、清潔さと安全性、そして多様な食のシーンが相まって、シンガポールは世界中の旅行者にとって魅力的な観光地であり、住みたい街、働きたい街として人気があるようです。
ここだけは抑えておきたいシンガポールの観光スポット5選
そんなシンガポールですが、ぜひ訪れていただきたい観光スポットを5箇所ご紹介します。ぜひ次の海外旅行の参考にしてみてください。
1. マリーナ・ベイ・サンズ
この象徴的なリゾートホテルはみなさんご存知ではないでしょうか？屋上のインフィニティプールからは、シンガポール市街を一望できることで知られています。ホテルの下には、ショッピングモール、カジノ、レストランやバーも入っていて、年間を通して観光客で賑わっています。
2. ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
シンガポールの持続可能性と環境保全への取り組みを証明するために作られた美しい庭園です。世界中の様々な植物を集めた2つの大きなドーム型の建物や、有名なスーパーツリー・グローブなどの屋外庭園を見学することができます。
3. セントーサ島
ビーチ、テーマパーク、博物館など、さまざまなアトラクションやアクティビティが楽しめる、観光客に人気のリゾートアイランドです。ケーブルカーで島まで行き、1日中アトラクションを楽しむことができます。
4. シンガポール動物園
革新的で没入感のある動物展示で知られるシンガポール動物園は世界的に評価を得ています。オランウータン、トラ、ゾウなど、さまざまな動物を見ることができ、一部の動物に餌をやったり、なでたりするなどの体験に参加することもできます。
5. チャイナタウン
シンガポールのチャイナタウンは、文化と歴史に彩られた活気ある地域です。寺院や歴史的建造物のほか、地元料理を味わったり、賑やかなストリートマーケットでお土産を探したりすることができます。
これらは、数多くある観光地のほんの一部にすぎません。シンガポールには、歴史、文化、食、アウトドアなど、誰でも楽しめるスポットが盛りだくさんです！
【まとめ】英語を活用して世界を広げませんか？
いかがでしたでしょうか？ 今回は、世界的に人気となっている大豆由来の代替肉とシンガポールの情報を取り上げました。世界のトレンドを知っていると海外に行った時にいろんな話ができるようになります。
ちなみに、シンガポールの公用語は「英語」。外国に旅行するにあたって「言葉がちょっと……」というアナタ、「英語」を少しでも喋れるようになると、現地でのコミュニケーションがぐっと楽になります。ワンコイングリッシュでは、日本在住の外国人が英語だけでなく文化などについても教えてくれます。他の先生や生徒とコミュニケーションが取れるイベントも盛りだくさんで、外国人の友人を作りたい方におすすめの英会話学校です。
体験レッスンも受付中ですので、是非活用をご検討ください。
この記事を書いた世界人
