【海外の評価】草間彌生に代表される日本の現代アートの最先端とは

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今回のテーマは「日本の現代アート」。色鮮やかな水玉模様や鏡の反射を使った奇抜なアートで知られる前衛芸術家・草間彌生さんのストーリーをご紹介します。

1950年後半に単身ニューヨークに渡り、以降アーティストとして独自のスタイルを確立しながら大胆に道を切り開いていった彼女。一体どんなところが特別で、世界に認められる存在となったのでしょうか。

草間彌生ってどんな人?

草間彌生という名前を一度でも耳にしたことがある人は多いはず。彼女はいまや、ニューヨークをはじめとする世界中の都市で絶大な人気を誇る日本人アーティストです。色鮮やかな水玉模様や反射鏡、反復する模様やオブジェを用いた独特の作風は、現代アートのアイコンともなっています。

 

 

ニューヨークで訪れた転機

その人気に最初に火が付いたのは、渡米先のニューヨークで。1960年代のことでした。彼女は自身の作品の中で、革新的な技法や素材を使った型破りなアプローチを次々と展開していきます。それが現地ニューヨークの前衛アートシーンで話題を呼び、一目置かれる存在に。中でも、合わせ鏡を大胆に利用した「インフィニティ・ルーム」などは、瞬く間に評判となりました。

 

その後1980年代から90年代にかけて、草間の作品はニューヨークで再び脚光を浴びるようになります。新世代の芸術家や芸術愛好家たちが、彼女のユニークな才能に再び目を付けたのです。1998年にはニューヨーク近代美術館で、そして2012年にはホイットニー美術館でと、2回の大きな回顧展も開かれ、多くの観客が押し寄せました。批評家たちの賞賛により、彼女の人気は今度こそ不動のものとなったのです。

そのユニークな視点と大胆なアプローチは、ニューヨークのみならず世界中のファンを魅了するようになっていきました。ギャラリーや美術館は次々と彼女の作品を展示したがり、草間彌生のアイコンともいえるドットアートも、現代美術やカルチャーの象徴としていたるところで見られるようになりました。

モダンアートといえばこれ! 草間彌生の人気作品は?

草間彌生は、作風の幅広さでも知られます。アートワークの中でよく取り入れられるのは、水玉模様や網の目模様、多才な色使いなど。代表作としては、次のようなものが挙げられます。

「インフィニティ・ミラー・ルームズ」 – 合わせ鏡によって反復する模様が無限に広がる、没入型のインスタレーション。誰もが知る一作となり、彼女が手掛けた数ある作品群の中でも最も人気のひとつ。

「水玉シリーズ」 – 草間彌生を世界とつなぐシグネチャーピースが、この水玉シリーズ。可愛くてポップなイメージの強い同シリーズですが、その歴史を探るとおどろおどろしさもあったり、独自の哲学も見えてきます。

「ナルシスガーデン」 -1966年には、ヴェネツィア・ビエンナーレの庭園に1500個ものミラーボールを配置。このインスタレーションは、芸術の商業化に対する挑発的な批評を含んだ発信でした。

「かぼちゃ」 – 草間彌生の代表的なモチーフであり、最も愛される作品のひとつが、巨大彫刻の「かぼちゃ」。直島のシンボルとして話題になるなど、彼女を一躍有名にした名作でもあります。

ここに挙げたのは多岐に渡る作品群のほんの一部に過ぎませんが、どれも今なお、世界のアートシーンに強烈なインパクトを与え続けています。

まだいる! アメリカで人気の日本人アーティスト

草間彌生が、世界的に見てもいかにパワフルな存在であったのか。そしてそれはなぜなのか。少しでも分かっていただけたでしょうか。実は、草間彌生以外にも世界的人気を誇る日本のコンテンポラリーアーティストはたくさんいます! ここからは、中でも代表的なアーティストたちを見てみましょう。

村上隆 – アニメからインスパイアされた絵画や彫刻を制作することで知られる現代美術家。カラフルでポップな作風が特徴。ルイ・ヴィトンなどハイブランドとのコラボレーションが記憶に残っている人も少なくないのでは。

イサム・ノグチ – ロサンゼルス生まれの日系アメリカ人ですが、2〜13歳までは日本で暮らしていました。その後単身で米国へ渡り、20代前半にはパリへ留学し巨匠彫刻家ブランクーシのもとで学びます。世界から愛される彼の名作は全米中の美術館や公共施設で見ることができます。

杉本博司 – 完成度の高いモノクロ写真を撮ることで知られる写真家。建築家としても活躍する彼が撮影するのは、主に海景や風景、建築物など。その活動は国内外で高く評価され、世界中の主要美術館で作品が展示されています。

白髪一雄 – 足や手を絵筆代わりにする「アクション・ペインティング」という独特の手法で、戦後日本の現代アートを牽引した抽象画家。世界的な評価が高まる彼の作品は、アメリカや日本の美術館などで見ることができます。

 

奈良美智 – 挑戦的な眼差しの女の子を描いた絵画や彫刻で知られる現代美術家。彼の作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)、ロサンゼルス現代美術館など世界中のギャラリーや美術館でも展示され、アメリカではカルト的な人気を博しています。

 

このほかにも実にたくさんの日本のアーティストたちが、世界で人気を博しています。

日本のアートは、世界からどう見られているの?

浮世絵や水墨画などのクラシックアートからアニメ漫画といった現代のサブカルアートまで、さまざまなスタイルで「繊細な心」を表現してきた日本のアート。

いつの時代も、日本人ならではの独特な美的感覚や、絶妙なバランス感覚、文化的意義、職人的な技巧によって、広く評価・賞賛されてきました。

日本にはもともと、伝統や礼儀、正義感、公正さなどを重んじる社会環境があります。今回ご紹介したような日本の現代美術家たちは、このような厳格な世界を体験したからこそ、世界へ飛び出していった時にそのユニークさが際立ったのではないでしょうか。

大胆な発想やアプローチで革新と飛躍を繰り返す彼らの根底に根付く、秩序や理性。そうした日本の精神は、今も数々の名作を生み出し、世界中の人々に深い感動を与え続けています。

【まとめ】世界に羽ばたいてみたい人、必見!

今回は草間彌生さんをはじめ、世界へ羽ばたき活躍する日本人アーティストをご紹介しました。いかがでしたか?

世界を舞台に挑戦するということはたくさんの可能性を秘めています。それはアート界に限ったことはありません。

新しい視点を持ち、たくさんのことを吸収し、さらに日本で培った経験やあり方を生かすことで、これまで想像もしなかった人生が、あなたを待ち受けているのかも。

その時に英語が身についていれば、飛躍のチャンスをどんどんとつかむこともできますよね!

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この記事を書いた世界人

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