スイーツのネクストトレンドは「バクラヴァ」!? 銀座に上陸したナーディル・ギュルとは

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今回のテーマは「バクラヴァ」。タピオカティーやマリトッツォに続くネクストトレンドの最有力と言われているトルコのスイーツです。注目されている理由を紹介します!

次のトレンドスイーツは「バクラヴァ」が最有力!?

ティラミスやナタデココ、最近ではタピオカミルクティーやマリトッツォ、ボンボローニやトゥンカロンなど、いろいろなスイーツが流行してきました。スイーツ界では常に新しいトレンドが生まれていますが、次のトレンドスイーツとして注目されているのが「バクラヴァ」です。

専門メディアでも注目スイーツとして取り上げられるなど、人気が上昇しそうな要素が揃ってきていますが、「バクラヴァ」という単語を初めて目にした人も少なくないでしょう。そこでいったん、知っておくべき知識をまとめておきます。まだ食べたことがない人も多いと思いますが、この機会にいち早く試してみてください!

そもそもバクラヴァとは?

「バクラヴァ」はオスマン帝国時代に誕生したと言われるトルコの伝統菓子で、中近東や中央アジア、地中海沿岸などで親しまれています。

実は、ディズニー映画『アラジン』の挿入歌「Friends Like Me」(英語版) の歌詞にも「baklava」が登場。映画『ノッティングヒルの洋菓子店』や映画『オールド・ガード』などにも「バクラヴァ」が出てきます。つまり、トルコスイーツの代名詞と言えるほど根付いているのです。

そんな「バクラヴァ」を簡単に説明すると、薄いパイ生地(フィロ生地)を何層にも重ねた甘いお菓子(ペストリー)のことです。生地にバターを塗りながら重ねつつ、その間にピスタチオやクルミ、ヘーゼルナッツ、松の実、アーモンドといったナッツ類などを挟み、焼き上げた後に甘いシロップをかけて作ります。

形状はさまざまで、台形や長方形に加え、ひし形、シェル型、円形などがあります。地域によって材料や調理法などが異なり、アレンジしやすいのも大きな魅力です。

老舗「ナーディル・ギュル」がトルコから初上陸して話題に

日本で「バクラヴァ」が注目されるようになった大きなきっかけは、トルコの老舗ブランド「ナーディル・ギュル」が日本に上陸したこと。1843年に創業した「ナーディル・ギュル」は「バクラヴァの王様」とも称されています。(正確に説明しておくと、「ナーディル・ギュル」は「カラキョイ ギュルオール」が海外展開する際のブランド名です。提供しているバクラヴァに違いはありませんので、以下「ナーディル・ギュル」で統一します。)

「ナーディル・ギュル」はインスタンブールに1店舗しかない高級ブランドで、1日に9000人ものお客さんが訪れるほど人気。トルコでは知らない人がいないと言われているくらい確固たる地位を築いています。

そんなブランドがアジア初の出店先として選んだのが銀座の松屋でした。実は2021年にも期間限定で販売していたのですが、100人以上の行列ができ、連日完売となるほどの盛況ぶり。そんな人気も後押ししてか、2022年11月の本格オープンにつながっています。

当然ながら、「ナーディル・ギュル 松屋銀座店」は現在も大人気。オンラインストアもありますが、ほとんどの商品がすぐに完売してしまいます。そんな「ナーディル・ギュル」が火付け役となり、バクラヴァの人気はさらに上昇しそうな気配です。

ちなみに「ナーディル・ギュル」のバクラヴァは、最高品質の素材を使った上品な甘さが魅力。トルコ東部のガジアンテップで穫れた高級なピスタチオやクルミを贅沢に使用しています。

また、生地を40層になるほど重ねることで生まれるパリっとした触感も特徴。ナッツとパイ生地の絶妙なハーモニーが人気を読んでいます。

バクラヴァが買える店はほかにも意外とある!

まだ日本では身近なスイーツとは言えない「バクラヴァ」ですが、銀座の「ナーディル・ギュル」以外でも食べられるお店はたくさんあります。

例えば、渋谷と横浜にある「カールヴァーン デリカテッセン」、恵比寿の「パダリア」、大久保の「トルコ料理レストラン ヒサル」、浜松町の「ビブロス レバニーズ レストラン」など。

実はトルコ料理が食べられるレストランなどでは「バクラヴァ」を提供しているところも珍しくありません。ただし、「バクラバ」「バクラーワ」「ピスタチオのパイ」といった名前になっていることも多いので、注意しながら探してみてください。

また、愛知県には日本で唯一のバクラヴァ専門店「ベイザーデ バクラヴァ」があります。さらに最近はコンビニエンスストアの「ローソン」が新作スイーツとして「バクラバ風くるみパイ」を発売しました。

楽天や通販サイトなどでもバクラヴァは購入できますので、東京以外でも「バクラヴァ」を入手するのは意外と簡単。気になったらとりあえず食べてみてはいかがでしょうか?

 

バクラヴァ以外にもトルコにはおいしいスイーツがたくさん

ここまでの話で「トルコのスイーツ」=「バクラヴァ」というイメージになってしまったかもしれませんが、実はトルコはスイーツの種類が豊富です。

トルコの国民は99%がイスラム教徒でお酒を飲まないため、その代わりに甘党が多く、お菓子を食べる文化が発展したと言われています。また、スパイスが多い中東料理の後には、甘いお菓子が欲しくなるという説も。いずれにしても、トルコのスイーツはとにかく多種多様です。

 

ドンドゥルマ(トルコアイス)は有名ですが、他にもアシュレ、フルン・スュトラッチ、ギュラッチ、ハルヴァ、イルミック・ヘルワス、カダイフ・タトゥルス、カザンディビ、キュネフェ、ロクム(ターキッシュデライト)、ピシマーニエ、レヴァニ、トゥルンバなどが挙げられます。

長くなるのでそれぞれの詳細は省きますが、機会があったらトルコスイーツを極めてみてもおもしろそうです。

 

被災したトルコに対してわれわれができること

今、トルコに関連する記事を書くにあたって、どうしても避けられない出来事があります。それは「トルコ・シリア大地震」です。2023年2月にトルコ南部で大地震が発生し、大きな被害が出てしまいました。

被災地に対し、 日本からもすでにさまざまな団体やチームが派遣され、支援を行っています。われわれが個人的にできることは限られていますが、何もできないわけではありません。

 

信頼できる機関を通じた寄付、物資などの支援、ボランティア活動などはその代表例でしょう。また、トルコで作られた商品を買ったりトルコを訪れたりすることも復興につながります。

そうしたことを行う前提として、トルコについてもっと知り、被災地の現状をチェックすることも大切だと思われます。

 

【まとめ】英語を活用して世界を広げませんか?

実はトルコは今年、2023年の10月29日に建国100年を迎えます。その意味でも、トルコの伝統菓子である「バクラヴァ」やトルコという国自体の注目度は高まるはずです。

この記事を読んで、トルコのスイーツ、文化、現状に少しでも興味を持てたら、自分でも調べたり体験したりしてみてはいかがでしょう?  そうすることで、あなたの世界はもっと広がります。

世界を広げるために役立つのが、「世界の共通語」とも言われる「英語」です。英会話スクール「ワンコイングリッシュ」では、日本在住の外国人が英語だけでなく文化などについても教えてくれます。他の講師や生徒と交流できるイベントもたくさんあり、外国人の友人を作りたくて入会する方も少なくありません。

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この記事を書いた世界人

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