マレーシア 海外の文化を知る ヒンドゥー教の聖地・マレーシアのバトゥ洞窟の基本情報と見どころ/周辺情報 2年 ago ONECOSMOPOLITAN編集部 海外への旅は私達の人生を豊かにしてくれます。そんな楽しみが奪われたコロナ禍も過ぎ去り、ようやく海外旅行の機会が増えてきた今日このごろ。ワンコスモポリタンでは、「世界を楽しめばあなたの人生がもっと輝く」をコンセプトに、世界の文化に触れるためのコンテンツを多数お届けしています。その世界の文化に触れるためには、やっぱり旅行が一番。異国の地を訪れ、これまで見たことのなかったものや経験したことのなかったものに触れることでその地についての理解を深めることができます。 そこで、世界中の名所をピックアップし、実際の体験やその国の人達が名所をどう捉えているのかをご紹介していきたいと思います。今回は、注目を集めるASEANの中でもとりわけ人気のマレーシアの名所「バトゥ洞窟」についてとりあげます。実際に訪れた編集長自らが、バトゥ洞窟の基本情報やその背景にあるヒンドゥー神話、周辺のおすすめ観光スポットまでを一挙に紹介します。是非、参考にしてみてください。 目次 1. ヒンドゥー教の聖地・バトゥ洞窟2. ヒンドゥー神話ってどんな話?3. タイプーサムのお祭り4. バトゥ洞窟への行き方5. 周辺でおすすめの観光スポット6. まとめ ヒンドゥー教の聖地・バトゥ洞窟 さて、マレーシア旅行で一度は訪れたい観光地はバトゥ洞窟です。マレーシアのクアラルンプール近郊・セランゴール州にある洞窟群でアクセスが良いのが特徴です。一番大きく有名な「カトゥ洞窟」は、高さ100メートル、幅50メートルの天然の洞窟となっており、その内部には多くのヒンドゥー教の寺院があります。それぞれの寺院が特徴的で、寺院巡りもできます。また、特徴的なのは、カラフルな272段にもおよぶ階段で、その華やかさと頂上からの景色は多くの観光客を魅了しています。 また、バトゥ洞窟は、自然と文化が融合した場所としても有名です。洞窟内部には、自然の力によって形成された奇岩や鍾乳洞があり、それをヒンドゥー教の寺院が取り囲んでいる様子は、まるで自然と文化が一体化したように見えます。そして、2003年には「ユネスコ世界遺産」にも登録されました。その美しさや歴史的な価値が認められ、世界中から多くの観光客が訪れる場所となっています。ただし、洞窟内部は一部神聖な場所があるため、適切な服装やマナーを守って訪れる必要がありますので、注意しましょう。 ヒンドゥー神話ってどんな話? さて、ヒンドゥー教の聖地と言われても、ヒンドゥー教のことをあまり深く知らない方が多いのではないでしょうか。世界の文化を楽しむためには、こうした宗教の歴史は知っておきたいポイントです。ヒンドゥー教は、インドを中心に広まった宗教であり、その信仰の中心には多くの神々が存在しています。つまり多神教です。そのため、ヒンドゥー神話には多くの神様が登場します。 ● ブラフマー:ヒンドゥー神話における創造神はブラフマーと呼ばれます。彼は四つの顔を持っています。● ヴィシュヌ:ヴィシュヌは生命や世界の維持に関わる神です。彼は数多くの化身を持ち、人間や動物の姿を取って現れることがあります。● シヴァ:シヴァは破壊や再生の神とされています。彼は様々な形で現れ、特に彼のダンスは世界を破壊し、再創造する力を持っているとされています。 ● ドゥルガー:ドゥルガーは母性と創造の女神として崇拝されています。彼女は多くの武器を持ち、魔物や邪悪な存在を退治することで知られています。● クリシュナ:クリシュナは、牧羊や愛の神として崇拝されています。彼は美しい青い肌を持ち、フルートを奏でる姿が有名です。● ラーマ:ラーマは英雄的な神であり、彼の冒険や勇気はヒンドゥー教の伝統的な物語によく登場します。● ガネーシャ:ガネーシャは知恵と幸運の神として知られ、象の頭と人間の体を持つ姿が特徴的です。彼はまた、新しい始まりの神でもあります。 聞いたことのある神様も多いのではないでしょうか? ヒンドゥー教の信仰の中で重要なのは、神々が宇宙や自然現象の力として捉えられることがあることです。どこか、日本の八百万の神と似た部分がありますね。 タイプーサムのお祭り さて、バトゥ洞窟において忘れてはいけないのは「タイプーサム」というお祭りです。「タイプーサム」は、ヒンドゥー教においてもっとも重要なお祭りで、その時期のバトゥ洞窟には毎年200万人以上が訪れます。開催は例年1月下旬から2月上旬に行われます。 祭りの期間中、人々は華やかな装飾を施した寺院や家を訪れ、神々に捧げる花や果物などの贈り物を持参します。また、祭りの期間中には、ダンスや音楽などのイベントが開催され、地元の芸能人やアマチュアのダンサーが踊りを披露します。 バトゥ洞窟への行き方 バトゥ洞窟はクアラルンプールからのアクセスが良いことも人気の要因となっています。いくつかの行き方をご紹介しますので参考にしてください。 ● 電車(KTMコミューター)を利用する方法:クアラルンプールのセントラル駅からKTMコミューターに乗り、バトゥ洞窟行きの列車に乗ります。バトゥ洞窟駅で下車し、駅からすぐに洞窟があります。 ● バスを利用する方法:クアラルンプールの「Pasar Seni駅」から、バトゥ洞窟行きのバスが出ています。乗り場は駅から徒歩数分の場所にあります。 ● タクシーを利用する方法:クアラルンプール市内からは、タクシーを利用してもバトゥ洞窟に行くことができます。ただし、混雑している場合は交通渋滞に巻き込まれる可能性があるので、時間に余裕を持って行くことをおすすめします。 周辺でおすすめの観光スポット また、バトゥ洞窟周辺には多くの観光スポットがあり、それが観光地としての魅力を高めています。こちらも是非、一緒に訪れてみてください。 ● テーマパーク:洞窟内に設置されたアトラクションやショップ、レストランなどがある屋内テーマパークです。特に、ジャイアントスイングやアバランチなどのアトラクションが人気です。 ● 動物園:バトゥ洞窟にはマレーシア最大の動物園があります。ここには、トラやライオン、ゾウなどの動物が展示されており、動物たちと触れ合うこともできます。 ● ザンボンガン山国立公園:バトゥ洞窟から車で30分ほどの場所にあるザンボンガン山国立公園は、マレーシア最高峰の山であるキナバル山があることで有名です。ここには、美しい自然景観や、多くの希少な植物や動物が生息しています。 ● ペトロナスタワー:ツインタワーとしては世界一の高さを誇るクアラルンプールのランドマークです。展望台からは、クアラルンプール市内を一望することができます。 こちらの記事もオススメ 噂はホント?マレーシア・ペトロナスツインタワーの基本情報と見どころ/KL周辺情報 バトゥ洞窟だけでなく、周辺のスポットも一緒に楽しむことで、より充実した観光を楽しむことができますよ。 まとめ さて、いかがでしたでしょうか? 今回は、マレーシアの名所であるバトゥ洞窟を取り上げました。ヒンドゥー教という文化を知る上でも重要な観光地です。是非訪れてみて下さい。 ちなみに、マレーシアの公用語は「英語」。外国に旅行するにあたって「言葉がちょっと……」というアナタ、「英語」を少しでも喋れるようになると、現地でのコミュニケーションがぐっと楽になります。ワンコイングリッシュでは、日本在住の外国人が英語だけでなく文化などについても教えてくれます。他の先生や生徒とコミュニケーションが取れるイベントも盛りだくさんで、外国人の友人を作りたい方におすすめの英会話学校です。体験レッスンも受付中ですので、是非活用をご検討ください。 この記事を書いた世界人 ONECOSMOPOLITAN編集部 See author's posts Tags: クアラルンプール, バトゥ遺跡, ヒンドゥー教, マレーシア, 旅行, 観光 Continue Reading Previous 【海外の反応】祝WBC優勝! MVP大谷翔平のアメリカ人からの評価は? 大谷選手のアメリカでの人気を徹底解説!Next スイーツのネクストトレンドは「バクラヴァ」!? 銀座に上陸したナーディル・ギュルとは Recommend/オススメ記事 LIFE STYLE~ニューヨーク特集~[特派員コラム] アメリカ 海外の文化を知る アメリカを舞台としたおすすめ映画6選!アメリカのストリートカルチャー満載 1年 ago Keishi Tokura LIFE STYLE~ニューヨーク特集~[特派員コラム] アメリカ 海外の文化を知る ニューヨーク観光のベストシーズン到来!秋のアクティビティを紹介 1年 ago Keishi Tokura LIFE STYLE~ニューヨーク特集~[特派員コラム] アメリカ 海外の今を知る 海外の文化を知る ミュージカル映画『ラ・ボエーム』公開。舞台は1830年代パリから現代ニューヨークへ 1年 ago Keishi Tokura コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。