後悔しない?人気の職業は?日本在住オーストラリア人が教える! オーストラリア移住を検討するなら知っておきたい7つのこと

グローバル化が進む世界。より楽しく、より幸せに生きていくためには、自分たち自身もボーダーレスになっていかなくてはいけません。だからこそ「日本以外の国で暮らしてみたい!」そんなことを考えている方も多いのではないでしょうか?

 

そこで、本記事ではオーストラリア移住について、そのメリット、流れ、職業リストを解説していきます。そして、検討していく上で、後悔しないためにその「現実」として知っておいて欲しいポイントを「日本在住のオーストラリア人」に特別インタビュー。日本との違いを国民性、住環境、仕事、物価、休日の過ごし方、日本や日本人へのイメージなど、7つの観点から浮き彫りにしています。

 

是非、移住検討のご参考にしてください。

プロフィール

Drew ドゥルー(オーストラリア出身)

大学では社会学を専攻し、卒業した後はメルボルンのレストランでシェフとして働く。インドのカシミールを約一週間歩いて旅をした経験も。穏やかながらも熱心に指導してくれる吉祥寺校の人気講師です。

オーストラリア移住のメリット

さて、まずはオーストラリアに移住するメリットについて考えていきましょう。海外に住むメリットに加え、オーストラリアならではのメリットがたくさんありますよ。ここでは、そのうち3つをご紹介します。

メリット1:外国人の友人ができる

当然ですが、オーストラリアに住むことで、オーストラリアの方と友人になるチャンスが格段に広がります。バックグラウンドに異文化を持った友人を持つことは、アナタ自身の視野を広げ、人生を豊かなものにしてくれるでしょう。また、オーストラリアに移住しているのは日本人だけではありません。世界中の様々な国の人と友だちになれるチャンスもあり、その方々の母国に旅行に行く際も良い情報が聞けるかもしれません!

メリット2:英語が堪能になる

オーストラリアの母国語は英語です。オーストラリアで生活することで、飛躍的に英語力を伸ばすことができるはずです。英語は世界中で喋られており、最も多くの話者を抱えている言語です。その英語を喋れるようになることは、コミュニケーションが取れる人々の数を飛躍的に増やすことに繋がります。結果としてメリット1と同様に視野を広げ、人生を豊かにすることができるでしょう。

メリット3:日本レストランが多い

いざ、海外で暮らしてみると、「やっぱり日本が恋しい……」という瞬間は必ず訪れます。そうしたときに、オーストラリアでは日本を感じられるスポットとして日本レストランが多いことがメリットになります。オーストラリアには日本人が多いですし、そうした方が経営している美味しい日本レストランが多数あり、日本人コミュニティもあります。安心ですね!

オーストラリア移住の流れ

さて、それでは、どのようにオーストラリアに移住していけばいいでしょうか? 大きな流れとしては、「お金をためる」「英語を学ぶ」といった準備をしつつ、「ビザ申請」「渡航」から「家探し」「職探し」へと進んでいくことになるでしょう。

また、最終的にオーストラリアに移住するためには「永住権」が必要です。そのための方法は3つ。「ビジネスビザ」「パートナービザ」「ポイント制による取得」です。しかし、それもいきなりはハードルが高い。そこで、まずは最低数ヶ月の「一時滞在」から始めましょう。オーストラリアへの「一時滞在」を実現するためには、「観光ビザ」「ワーキングホリデービザ」「学生ビザ」を活用するといいでしょう。

そして、その期間に、オーストラリアで就職先を見つけ「ビジネスビザ」を取得する、もしくは彼氏・彼女を見つけ「パートナービザ」を取得することを目指しましょう。その他、「ポイント制による取得」は説明が必要でしょう。オーストラリアの永住権は年齢、学歴、職歴などによってポイントが付与され、それが65点以上になると取得できます。支援者の有無によってもポイントが加算されるなど、複雑ですので、詳細を調べておくことをおすすめします。

オーストラリア移住で人気の職業は?

なお、最初のハードルとなるビジネスビザにおいて、どんな職業に就くかは重要なポイントです。優先される職業リストとしては、オーストラリア移民局において「Priority Migration Skilled Occupation List(優先移住スキル職業リスト)」として公開されています。

ただし、このリストは時期によって変更されることがあります。また、リストに載っている職業についても、それぞれに必要な資格や経験があることが求められます。

中でも人気があり、ニーズとしても安定している職業としては下記のようなものがあります。

・エンジニア
・建設業
・医療関係の仕事
・IT関係の仕事
・教育関係の仕事
・農業
・畜産業
・観光
・ホスピタリティ業

オーストラリア移住を考える際には、上記のような職業を検討してみましょう。

それでは、具体的なオーストラリアと日本の生活の違いをオーストラリア・メルボルン出身のDrew先生に聞いてみましょう!

 

こんにちは。オーストラリア・メルボルン出身のドゥルーです。メルボルンに住んでいるときに日本人の友達が多く、日本の生活を経験したい!と思いたって来日しました。日本に来る前はメルボルンの大学卒業後にレストランでシェフをしたり、インドのカシミールをひたすら歩き続けたりしていました。笑

 

僕はメルボルンに住んでいたんだけど、その時に日本人の友達がいて、日本についてたくさん話してくれたんです。その友達は僕に絶対日本に来るべきだと何度も誘ってくれたんだよ。日本について知ることは僕にとってとても興味深くて、話を聞くたびに日本に行ってみたいという気持ちが強くなったんだ。それで、その友達のビザの有効期限が切れて日本に帰国しなければならなくなったとき、僕も一緒に日本に来ることにしたんだ。

日本との違い(国民性)

オーストラリア人は多くの異なるバックグランドを持っていて、日本と比べていろんな人種がいるからちょっと難しいんだけど、一般的には、オーストラリア人は特に時間に対してだったり、人と会うこと、知らない人と会話をすることに関して、日本人と比べるとはるかにリラックスしていると言うか、のんびりしているかな。たとえば、日本のほとんどの企業では1回でも遅刻したら怒られるよね。でも、オーストラリアだと、仕事で月に1、2回遅刻しても特に何も言われないんだ。

あと、日本人、特に東京の人はとても真面目で、仕事志向。シャイな人もとっても多いと思う。オーストラリア人は逆で、もっとオープンな人が多いかな。

日本との違い(住環境)

僕は日本でアパートとシェアハウスに住んだ経験があるんだけど、シェアハウスに住んでいた時は、みんな部屋にこもっていてあまり話はしなかったね。アパートは全体的に小さくて、壁が薄かった。隣の部屋の人が電話で話している声とか、大声のいびきが聞こえてくるから最悪だったなあ・・・。

それに比べると、オーストラリアの家ははるかに広々としているよ。庭がついてくる物件も少なくないし。マイナス面としては、オーストラリアは家賃がめちゃくちゃ高い!ほとんどの若者はシェアハウスに住んでるね。シェアハウスは日本と比べるとかなりオープンで、みんなで食事したりリビングに集まって喋ったり。シェアハウスが嫌な人はオーストラリアに住むのは難しいかな。

日本との違い(仕事)

オーストラリアでは、日本と比べてはるかにリラックスして仕事ができると思うよ。さっき言ったように時々遅れても大丈夫だし。笑 あと、上司との会話も想像してる以上にかなりフランクに話すことができるかな。日本だと上司と話す時はかなりかしこまるでしょ? それがオーストラリアだとほとんどないかな。

あとは、レストランの接客やスーパーのレジ係としてサービス業界で働いている人も、お客さんと世間話をすることがしばしばあるんだよ。日本だとレストランとかスーパーでお客さんと話をすることはほとんどないでしょ? その辺はめちゃくちゃフランクだと思う。

あと、僕が考えるもう1つのオーストラリアと日本を比べた時の大きな違いは、日本では多くの店で本当に人が多すぎる! ほぼ立っているだけで、何もしていないように見える店員さんをたまに見かけるんだよね。でも、顧客サービスはオーストラリアよりも高い水準に保たれていると思う。本当に不思議なんだけど、何か起こった時に手助けするためだけにいるのかな?

日本との違い(物価)

給与と比較した生活費でみたら、どちらもそれほど変わらないかな。でもさっき言ったように、メルボルンとかシドニーのような大都市に住む場合、家賃がめちゃくちゃ高いのが問題だね。東京とか大阪の家賃よりもはるかに高いから。

あと、もう一つ大きなことは食費。日本に比べるとオーストラリアでは外食もめちゃくちゃ高い!(逆に日本の居酒屋とかはめちゃくちゃ安いと感じる!)例外として、タイ料理、ベトナム料理、メキシコ料理、アフリカ料理なんかは、オーストラリアの大都市のどこでも比較的安くて美味しいかな。日本で食べるとあんまり美味しくないんだけど。

その他のものだと、タバコは日本の価格の約4分の1でオーストラリアの方が安くて、お酒、特にスピリッツは日本ならオーストラリアの約半額で買えるかな。

日本との違い(休日の過ごし方)

日本に来てからコロナ禍になって外出していなかったから、比較するのはちょっと難しいかな。コロナ前は、レストランやバー、ライブハウスによく行って、いろんな人と会って話をしていたと思う。あと、時々ハイキングに行ったり、家の近くのビーチに行ったり、たまに旅行したりしてたかな。 

オーストラリアに住んでいたころとの違いは旅行に行くことが増えたこと。オーストラリアにずっと住んでいたし、それほど面白くないと感じていたからかもしれないけど、オーストラリアでは旅行することはめったになかったんだよ。でも、オーストラリアに帰ったら国内のいろんなところを旅したいと今は思っているよ。

日本へのイメージ

日本に来る前は、日本人の友達や日本を訪れたオーストラリア人の友達から話を聞いただけで、そこまで深く知らなかったんだよね。だから、来日前の日本のイメージは、問題や犯罪がほとんどなく、技術的に非常に進んでいる国。あと、日本ではビデオゲームやアニメーションがたくさん作られていて、巨大な産業になってる国。っていう程度の知識しかなかったんだよ。

でも、実際日本に来てみて、日本が技術的に進歩しているというイメージは少し変わったかな。日本は電車がほとんど遅延もしないし、どこにでも行けるからとても効率的だし、新幹線とかトイレとか、その辺りはオーストラリアと比べると先進的だと思ったね。でも、それ以外のほとんどはオーストラリアの方がよっぽど技術的に進んでいると感じたよ。例えば、いまだに紙の書類が多く使われていたり、ほとんどの人がキャッシュレスではなく紙幣を使っていたり。挙げればキリがないけど。

アニメーションやビデオゲームも、思っていたほど大きくなかったかな。オーストラリア人はめちゃくちゃビデオゲームが好きで、ほとんどの人がビデオゲームで遊んでるけど、日本人はあまりプレイしてないよね。

あ、でも、日常生活の中ではアニメのキャラクターや他のキャラクターをたくさん見かけるよね。

包装紙とかビニール袋、ショーウィンドウ、あと時々駅でもアニメのキャラクターを見かけたのはびっくりしたかな。

日本人へのイメージ

来日前に日本人について持っていた唯一のイメージは、メルボルンで出会った友達や同僚になっちゃうかな。ある同僚はかなり厳しくて本当に静かだったけど、それ以外の友達は外向的で面白い人たちが多かったよ。彼らは、元々よく喋る性格だったみたいだけど、メルボルンに来てからさらにおしゃべりで外向的になったらしい。笑

でもそれは日本に来てから変わったかな。オーストラリアで出会った友達のほとんどは、「典型的な日本人」や「典型的な東京の人」ではなかったということに気づいたんだ。おそらくコロナの影響もあるのかもしれないけど、東京ではほとんどの人は知らない人と話すことはめったにないよね。オーストラリアで出会った日本人と比べると、彼らはとても静かだったよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 移住はとてもワクワクするものですが、苦労が多いのも事実。オーストラリア移住されたい方は、少しでも「英語」に慣れておくと、その苦労が半減しますよ。

ワンコイングリッシュでは、日本在住のオーストラリア人が英語だけでなく文化などについても教えてくれます。他の先生や生徒とコミュニケーションが取れるイベントも盛りだくさんで、移住を検討している方におすすめの英会話スクールです。

体験レッスンも受付中ですので、是非活用をご検討ください。

この記事を書いた世界人

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