イギリス 海外と日本の違いを知る 【日本在住イギリス人に聞いた!】イギリス人から見た「イギリス王室」~日本の皇室との違いは? 歴史・継承権は?~ 2年 ago Yoshiko Arakawa Butler 2022年9月、「エリザベス女王」の訃報により、世界中が悲しみに包まれました。イギリス国民だけでなく、世界からも注目される「イギリス王室」。彼らはどんな存在なのでしょうか? そして、私達日本人における「皇室」とはどのような共通点・違いがあるのでしょうか? このようなことを知っておくことは、どんどん身近になる「世界」を楽しむ上でも非常に重要なことでしょう。 そこで、「世界を楽しめばあなたの人生がもっと輝く」をコンセプトに、様々なコンテンツをお届けしている「ワンコスモポリタン」では「ロイヤルファミリー」について、取り上げたいと思います。 彼らは、イギリス人にどのように愛され、どのように考えられているのでしょうか? 「日本在住のイギリス人」へのインタビューを中心に、「英国王室」について解説していきます。是非、参考にしてみてください。 目次 1. 英国民から愛される「ロイヤルファミリー」とは?2. 日本の皇室との違いは? 英国王室の基本情報・歴史・継承権3. イギリス王室で、いま注目すべき5人4. 日本在住イギリス人に聞いた! 「ロイヤルファミリー」のあれこれ5. イギリス王室にゆかりのある観光スポットを紹介!6. まとめ プロフィール Di ディー(イギリス・ロンドン出身) ワンコイングリッシュでは人事部で活躍中。趣味は、ロッククライミングやハイキング。ほかにも絵を描くことが好きで、オリジナルTシャツやセーターなどのデザインも手掛けるほどの腕前。 ワンコイングリッシュについてもっと知る 英国民から愛される「ロイヤルファミリー」とは? イギリス王室は、10世紀以上にわたるその長い歴史と伝統文化、そして他国への政治的影響力によって、世界中から注目を集めてきました。英国文化を語るうえでは欠かせない存在であり、このロイヤルファミリーのことを知らないイギリス国民はいないでしょう。 戴冠式や記念式典などのセレモニーは毎回盛大に執り行われ、その模様はメディアを通じて世界中に配信されます。中でも、エリザベス王女とフィリップ殿下(1947年)、ダイアナ妃とチャールズ3世(1981年)、ウィリアム皇太子とキャサリン妃(2011年)、ヘンリー王子とメーガン妃(2018年)などを始めとするロイヤルファミリーの豪華絢爛な結婚式の模様は、世代を超えて多くの人の記憶に刻まれているのではないでしょうか。 日本の皇室との違いは? 英国王室の基本情報・歴史・継承権 そんな英国王室と日本の皇室には、いったいどんな違いがあるのでしょうか。 まずはその歴史から。イギリスで初代アン王女が即位したのは、現在のグレートブリテン王国ができあがった1707年のことです。このように長い歴史を誇るイギリスのロイヤルファミリーですが、実は日本の皇室の歴史はそれよりもずっと古いのです。 古事記や日本書紀によると、初代神武天皇が即位したのは紀元前660年。つまり、日本の皇室の歴史は2600年以上も続いていることになります。これは、世界の王家としても最長! また、英国王室では、エリザベス女王のような「女王」や、彼女の血統により王位を継承した新国王のチャールズ3世のような「女系王」が認められています。しかし日本では、男系男子にしか皇位継承を認めない厳しい典範が今も続いています。これも決定的な違いですね! イギリス王室で、いま注目すべき5人 さまざまな悲劇やスキャンダルにも見舞われ、その度に世間の注目を浴びてきた英国王室。知れば知るほど興味深く、今だ謎に包まれた部分も多いところ。ここからは、中でも今もっとも注目すべき5人をリストアップしてみました。 故エリザベス女王その生涯を終えるまで、70年以上にわたって君主を務めたエリザベス女王。大英帝国の終焉やEU離脱など、激動の時代を生き抜いてきました。「彼女なき今、英国はどうなってしまうのか」とささやかれるほど、その影響力は大。 ウィリアム皇太子父・チャールズ3世よりも高い人気を保ち、英国国民からの信頼も厚いウィリアム皇太子。以前からヘンリー王子との不仲説がささやかれていたものの、ヘンリー王子の最近の過熱した暴露によって、この先どのようなバトルが展開されるのか、注目が集まります。 ヘンリー王子2020年春にロイヤルファミリーの中心メンバーからは離脱し、カナダへ移住。公務引退後は、サセックス公爵を名乗っています。暴露本として話題の自叙伝『Spare(原題)』が発売されたばかりの今、この止まらない暴露がいったいどこへ向かっていくのか、気になるところ。 キャサリン妃キャサリン妃は、ここ1年ほどでその人気が急上昇している王室メンバーのひとり。ロイヤルファミリーは慈善活動に励むのも伝統ですが、彼女も20以上の慈善団体や軍事団体の後援者。独自のファッションスタイルでも、その存在を印象づけています。 アン王女故エリザベス女王の長女。過去2年間にわたってもっとも多くの公務を行ったとされる(英国マーケティング会社Reboot SEO Company調べ)、もっとも勤勉なロイヤルファミリーメンバー。エリザベス女王に物申せるのは長女のアン王女だけ、なんて噂もあったほど、亡き母とは近い存在だったそう。 日本在住イギリス人に聞いた! 「ロイヤルファミリー」のあれこれ 「これまでロイヤルファミリーになんて興味がなかった」という人も、なんとなく英国王室について理解していただけたでしょうか。ここからは、リアルな声を聞くべく、日本在住のイギリス人にインタビューしてみました!是非、参考にしてみてください。 ―まずは自己紹介をお願いします。僕の名前はDiです。出身地は、イギリスのロンドン。オリンピックビレッジというエリアの近くがホームタウンなんだけど、アジアやアフリカ、カリブ諸島などからの文化が混ざり合った楽しいところだよ。活気があって、みんな楽しそうなんだ。 イギリスにはワーキングホリデーという短期就労ができるビザがあるんだけど、そのビザでイギリスに来ていた日本人に出会ったのが、この国に来たきっかけ。でも最初に日本に来た時は、日本のことなんてほとんど何も知らなかったんだ。日本行きの飛行機の中で、ひらがなの読み方から日本語を学んだよ。当時知っていた日本語なんて、「ナルト」と「ラーメン」くらいだったな。 ―般的なイギリス人にとっての「ロイヤルファミリー」って、実際にはどんな存在?若い人の多くはほとんど無関心だと思うな。「紙幣で見る顔だな」って思っている程度の人も多いね。 それでもエリザベス女王が亡くなった時は、みんな漠然と「これが何を意味するのか?」「これからどんな時代になっていくのか」なんてことを考えたりして、影響はあったよ。 あと王室メンバーの中でも例外はあって、ダイアナ妃のことはみんなやっぱり好きだったんだ。慈善活動などにも本気で取り組んでいたし、国民のことをちゃんと考えてくれているんだなと感じることができたから。彼女が亡くなったあたりから、人々のロイヤルファミリーに対する無関心さがもっと目立つようになった気がするかな。 ―では、あなたにとっては、どんな存在?僕も、個人的には関心も思い入れも全然ないんだ。でもひとつだけ王室にまつわるエピソードがあるとしたら、それはエリザベス女王の夫・エディンバラ公爵フィリップ殿下が創設した青少年活動奨学制度「デューク・オブ・エディンバラ」に参加したこと。10代の僕にとって、このプログラムはとてもユニークで楽しかったから、彼が亡くなった時はそのことを思い出したかな。とはいえ個人的なつながりがあるわけじゃないし、悲しいといえるほど感情的になったわけじゃないけどね。 こちらの記事もオススメ! Why Japanese People!! 知ると楽しい「外国人」の視点! ヨーロッパの古都・イギリスから見た「日本」とは? ―友人や家族と「ロイヤルファミリー」ついて話す? 話すとしたら、どんな内容?家族と王室の話をした記憶はないな。友だち同士の会話でも、まったく話題に上らないよ。 エリザベス女王が亡くなった時も、家族や友人との間でそれが話題に上るということはなかった。でも代わりにイギリス人以外の友だちから、イギリス人である僕に、質問やメッセージがたくさん届いたよ!まあ僕にとっては、「残念だったよね」というくらいで、それ以上でもそれ以下でもないニュースだったな。 ―日本の皇室との違いや共通点について、Diの考えを聞かせて!日本の皇室は何をするにも閉鎖的なイメージがあるけど、イギリス王室はもっとオープンで批評に対しても聞く耳を持っていると思う。 それに、エリザベス女王なんかは、たとえ直接行使できる権力がなくても、何か言いたかったら着る服の色とか細かいところにメッセージを込めて、間接的に意思表示をしたりしていたんだよね。でも日本の皇室の人たちはそういうことはしなそうなイメージ。 どちらも一般人との結婚については賛否両論で、いろいろと物議を醸しだしているところは共通点だなって思う。イギリスでは、ヘンリー王子とメーガン妃が記憶に新しいけど、日本でも小室眞子さんが一般の人と結婚して皇室を離脱したのが話題になったよね。 イギリス王室にゆかりのある観光スポットを紹介! ――「ロイヤルファミリー」にちなんだ観光地でオススメはある? バッキンガム宮殿はやっぱり王道だね。近くには憩いの場としてもしられるセント・ジェームズ・パークという大きい公園もあって人気。僕はその公園へは行ったことがあるけど、宮殿の方へ行くと衛兵もすごいから宮殿の敷地まで入ったことはないよ。 あとは、オックスフォード・サーカスというショッピングエリアがあるんだけど、そこにはいろんなお土産もあって、英国王室にまつわる定番土産もいろいろと見ることができるよ! まとめ いかがでしたでしょうか? 意外な発見などはありましたか?何かちょっと気になるニュースなどがあった時、「英語」を学んでいれば、こんな風にその国出身の人からリアルな生の声を聞くこともできます。それは、あなたの世界観をぐっと広げ、さまざまな可能性を与えてくれることでしょう。ワンコイングリッシュでは、日本在住のイギリス人が英語だけでなく文化などについても教えてくれます。他の先生や生徒とコミュニケーションが取れるイベントも盛りだくさんで、イギリスでの生活を検討している方におすすめの英会話スクールです。体験レッスンも受付中ですので、是非活用をご検討ください。 この記事を書いた世界人 Yoshiko Arakawa Butler See author's posts Tags: イギリス, エリザベス女王, 日本在住, 王室 Continue Reading Previous 海外で見る「花火」!日本との違いは?オススメは?Next 「花粉症」は海外にもある? 発症者数が多いオーストラリアの治療法も紹介 Recommend/オススメ記事 イギリス 海外の文化を知る 【イギリスの文化を学ぶ!】イギリスの食文化の日本との違い5選 ~留学、長期滞在、移住、短期滞在・旅行の参考に~ 1か月 ago ONECOSMOPOLITAN編集部 イギリス 海外の文化を知る 【日本在住イギリス人に聞いた!】知っておきたいイギリスの文化 ~留学、長期滞在、移住、短期滞在・旅行の参考に~ 1か月 ago ONECOSMOPOLITAN編集部 イギリス 海外の文化を知る 【イギリスの文化を学ぶ!】知っておきたいイギリス生活のリアル ~留学、長期滞在、移住、短期滞在・旅行の参考に~ 1か月 ago ONECOSMOPOLITAN編集部 2 thoughts on “【日本在住イギリス人に聞いた!】イギリス人から見た「イギリス王室」~日本の皇室との違いは? 歴史・継承権は?~” Bel article, je l’ai partagé avec mes amis. 返信 Everything is very open and very clear explanation of issues. was truly information. 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