後悔しない?人気の職業は?日本在住カナダ人が教える! カナダ移住を検討するなら知っておきたい7つのこと

グローバル化が進む世界。より楽しく、より幸せに生きていくためには、自分たち自身もボーダーレスになっていかなくてはいけません。だからこそ「日本以外の国で暮らしてみたい!」そんなことを考えている方も多いのではないでしょうか?

 

そこで、本記事ではカナダ移住について、そのメリット、流れなど、永住権や職業リストまでを網羅し解説していきます。そして、検討していく上で、知っておいて欲しいポイントを「日本在住のカナダ人」に特別インタビュー、日本との違いを国民性、住環境、仕事、物価、休日の過ごし方、日本や日本人へのイメージなど、7つの観点から浮き彫りにしています。

是非、移住検討のご参考にしてください。

プロフィール

Justin ジャスティン(カナダ出身)

大学生の頃にボランティアで子供たちと遊んだり宿題の手伝いをしていて、誰かに教えるということに生きがいを感じているというJustin。違う文化の国で働くことや新しい言語を学ぶことが夢だったという、飯田橋校で人気の高い講師。

カナダ移住のメリット

国土も非常に大きいカナダですが、日本人に馴染みのある都市と言えば、バンクーバーではないでしょうか。そこで、まずはカナダ・バンクーバーに移住するメリットについて考えていきましょう。海外に住むメリットに加え、カナダ・バンクーバーならではのメリットがたくさんありますよ。ここでは、そのうち3つをご紹介します。

メリット1:外国人の友人ができる

当然ですが、カナダ・バンクーバーに住むことで、カナダの方と友人になるチャンスが格段に広がります。バックグラウンドに異文化を持った友人を持つことは、アナタ自身の視野を広げ、人生を豊かなものにしてくれるでしょう。

また、カナダに移住しているのは日本人だけではありません。世界中の様々な国の人と友だちになれるチャンスもあり、その方々の母国に旅行に行く際も良い情報が聞けるかもしれません!

メリット2:英語が堪能になる

カナダの母国語は英語です。カナダで生活することで、飛躍的に英語力を伸ばすことができるはずです。英語は世界中で喋られており、最も多くの話者を抱えている言語です。その英語を喋れるようになることは、コミュニケーションが取れる人々の数を飛躍的に増やすことに繋がります。結果としてメリット1と同様に視野を広げ、人生を豊かにすることができるでしょう。

メリット3:日本食レストランが多い

いざ、海外で暮らしてみると、「やっぱり日本が恋しい……」という瞬間は必ず訪れます。そうしたときに、カナダ、特にバンクーバーでは日本を感じられるスポットとして日本レストランが多いことがメリットになります。カナダには日本人が多いですし、そうした方が経営している美味しい日本レストランが多数あり、日本人コミュニティもあります。安心ですね!

カナダ移住の流れ

さて、それでは、どのようにカナダに移住していけばいいでしょうか? 大きな流れとしては、「お金をためる」「英語を学ぶ」といった準備をしつつ、「ビザ申請」、「渡航」から「家探し」「職探し」、そして「永住ビザ」の獲得へと進んでいくことになるでしょう。

 

カナダに移住するためのビザには様々な種類があります。自分にあったビザを取得するため、色々と調べてみるといいと思いますが、特に人気が高く取得しやすいビザは「エクスプレス・エントリー」「ファミリー・スポンサーシップ」、そして「ポスグラ」の3つのビザです。 

エクスプレス・エントリーは、熟練就労者を対象とするビザです。年齢や職歴、スキル、英語力、ジョブオファーなどが総合的に評価され、取得することができます。一般的に若いほうが取得しやすく、カナダでの就労歴があると優遇される傾向にあります。専門的なスキルがあり、カナダの会社からのオファーがあれば、比較的取得しやすいビザとなるでしょう。

ファミリー・スポンサーシップは、カナダに家族がいる場合に取得できるビザです。カナダ人や在住者との結婚はもちろん、彼らの親戚としても取得できるケースがあります。

 

ポスグラは、Post Graduation Work Permitの略でPGWPなどと呼ばれることが多いです。カナダの学校を卒業した際に、カナダで就労することを許可するビザです。

カナダ移住で人気の職業は?

さて、カナダ移住において、最も心配なのは「職探し」ではないでしょうか? そこで、カナダ移住において人気の職業についても解説します。

先に挙げたエクスプレス・エントリーですが、就労能力、英語の能力、教育、経験などを考慮して、優先的に選考されます。 そのため、高い就労能力を持つ職業、特にスキル・経験が評価される職業に従事する人の取得が容易になります。

 

具体的には、ITやヘルスケア、教育、金融、建設などといった業種で、特にエンジニア、医師、看護師、教師、金融アナリストなどが人気の職業となります。また、地域によっては、エネルギー関連の職業も需要が高いです。

カナダ移住を考える際には、上記のような職業を検討してみましょう。

それでは今回は、カナダ出身のJustin先生にカナダと日本の文化の違いなど、詳しく聞いてみたいと思います!

 

こんにちは。カナダ出身のジャスティンです。2017年に初めて日本に旅行した時に、そこで出会った人や景色がとても素晴らしいと感じ、旅行が終わってカナダに帰る時には、もっと日本を見たいと思い、また戻ってくることを心に決めていたよ。

 

当時は大学生で、数学教師のボランティアをしていたり、もともと地理の教師になることを目標としていたんだけど、2019年に大学を卒業して、海外で教育経験を積みたいと思って、カナダ国外に行くことを決意したんだ。そして、2017年にとても素晴らしい経験をした日本に行くことに決めて、すぐにワーキングホリデービザを申請したんだ!

日本との違い(国民性)

カナダ人は日本人と比べると少し気楽だね。逆に、日本人はカナダ人より少し積極的だと思うよ。例えば、ほとんどのカナダ人は、雨が降っていても、外を歩くときに傘を使わないんだけど、日本人は小雨の時でさえ傘をさすよね。

日本との違い(住環境)

カナダの家は冬でも快適に家の中で生活できるように建てられていると思うんだ。例えば、全ての家には室内を温めるための換気システムが装備されているし、構造として断熱材を使ったり、厚い壁にしてあったりで冬は暖かくなるようになっているんだ。日本では主にエアコンを使っていると思うんだけど、カナダの一般的な家ではそんなに使わないかな。あと日本の家の壁はカナダと比べるとめちゃくちゃ薄い!

 

家の中のレイアウトも結構違うと思っていて、日本では1Rの部屋がメジャーで、小さくて手頃な金額だと思うんだけど、こういうタイプの小さなアパートはカナダにはないから、もしカナダに留学や移住を考えている人は注意が必要だよ。

日本との違い(仕事)

カスタマーサービスという点において、日本人は常にプロフェッショナルで真面目で口数の少ない「職人」みたいに感じるかな。カナダ人ももちろん同じようにプロフェッショナルに仕事をしているんだけど、もっとパーソナルな働き方で、誰とでもフランクに会話をするようにしていると思う。

 

例えば、日本で銀行口座を作ったとき、対応してくれたスタッフはとっても率直で、世間話のような個人的な話は一切なく、とにかく仕事を成し遂げることに集中していたんだ。でもカナダで同じような状況だとしたら、最近行ったレストランのことや、昨日のアイスホッケーの試合の結果など、カジュアルなことについても話すと思うよ。

日本との違い(物価)

カナダで売られているほとんどのもの、例えば住宅や家賃、レストランでの外食、携帯電話の請求書など、日本と比べると全てはるかに高価だよ。逆に、カナダでは高速道路が無料だけど(※州によって異なります)、日本の高速道路はとっても高いよね。

あと、僕が面白いと思うもう一つのことは、日本のピザはカナダよりも約3倍くらい高いということ! もっと気軽にピザが食べられればなあ。。。

日本との違い(休日の過ごし方)

休みの日には主にハイキングを楽しんでいるかな。僕はトロントの出身で、トロントは大きな山が無くて、平地に囲まれているから、ハイキングをすることはほとんどなかったんだ。だけど東京だったら、例えば高尾山なんかは電車を使えばすぐに行けるし、景色も美しいし、そんな山が近くにたくさんあるからとても素晴らしいと思うよ。

 

もう一つの違いは、カナダではスポーツをもっと楽しんでいたかな。特にバスケットボールとサッカー! トロントには、街中に大きな公園やバスケットボールコートがたくさんあって、友達と一緒に歩いていてフラッとスポーツをすることが多かったんだ。東京では、何かアクティブなことをしたいと思ったら、歩いて行ける距離にある公園が少ないよね。そこがちょっと残念かな。

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日本へのイメージ

最初にイメージしたのは「桜」。カナダと言えばカエデ(メープル)の葉を想像するのと同じように、日本と言えば桜を思い浮かべる外国人は多いと思うよ。

 

次に、多くの世界で活躍する企業を想像したよ。ユニクロや任天堂、トヨタなどのブランドはカナダだけじゃなくて世界中で知られているし、評判もとても良いと思う。

第三はスポーツ文化。日本のサッカーファンはいつも試合で素晴らしい雰囲気を作り出しているよね。サポーターはいつも情熱的に応援歌を歌っていたり、ドラムを持ってきて叩いていたりしていて、それを見るたびにいつも感動していたことを思い出すよ。例えばワールドカップの時は、試合後にスタンドを掃除していた日本のサポーターの良い行動が称賛されるということがカナダでも常に話題となっていたよ。

日本に来てから印象が変わったことは・・・特にないね。期待していたイメージ通りに素晴らしい毎日を送っているし、もっともっと新しい体験をしたいと思っているよ。

日本人へのイメージ

僕が初めて会った日本人は、ドイツ旅行中に出会った福岡出身の男性だったんだけど、彼はとても親切で礼儀正しく、お別れの際にプレゼントとしてペンをくれたのを覚えているよ。だから、日本に来る前に「日本人」と聞くたびに、彼のことを思い出したかな。

 

そのイメージに関しては今も変わらずに持っているよ。でも、日本にも良い人がいれば、失礼な人もいるし、面白い人がいれば、奇妙な人もいる。その辺は他の国とそんなに変わらないと思っているんだ。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 移住はとてもワクワクするものですが、苦労が多いのも事実。カナダ移住されたい方は、少しでも「英語」に慣れておくと、その苦労が半減しますよ。

ワンコイングリッシュでは、日本在住のカナダ人が英語だけでなく文化などについても教えてくれます。他の先生や生徒とコミュニケーションが取れるイベントも盛りだくさんで、移住を検討している方におすすめの英会話スクールです。

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この記事を書いた世界人

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