リビア 海外の文化を知る 日本に15~20人? リビア人に聞いた「基本から旅行、文化、歴史まで…リビアについての4つのこと」 3年 ago Faris ますますボーダーレスになっていく世界、もっともっと海外の国のことを知りたいですよね? であれば、その国の人に聞くのが一番です! 幸い、日本には多くの外国人が暮らしています。彼らに自国のことについて教えてもらえば、観光ガイドや教科書で知るよりも、より深く知ることができることは間違いありません。 本記事では、世界を知るための一つの方法として、日本在住の外国人の方にインタビューを実施、自ら「自国」について紹介してもらいます。今回は、北アフリカにあるリビアの方の自国について紹介してもらいました。 この記事を読めば、より深く「リビア」について、知ることができます。 リビアで友人を作りたい方はもちろん、リビアへの旅行や駐在を考えている方などにも参考になる情報です。是非、ご覧いただき、みなさまの生活に活かしてください! 目次 1. リビアってそもそもどんな国? 1-1 リビアってそもそもどんな国? 1-2 おすすめは? リビア旅行で訪れるべきスポット2. 日本人には馴染みが薄いイスラム教の生活 2-1 リビア人のほとんどがイスラム教! その文化について聞いてみた 2-2 教育の問題も…リビアの歴史について3. まとめ4. この記事の動画を見る プロフィール Faris ファリス(リビア出身)ワンコイングリッシュ初のリビア出身講師。イギリスの大学でビジネスマネジメントやマーケティングを学んでいて、その時に、語学学校で留学生のサポート業務も行っていました。特技は意外にもアニメキャラクターのイラストを描くこと。 ファリスについてもっと知る |リビアってそもそもどんな国? 日本では本当に数少ないリビア出身者 実は、人生で初めてリビア出身の人に会ったんですが。 (Faris)そうですね。日本にいるとそれはとてもよく言われることです。多くのリビア人が日本に住んでるとは思いません。おそらく予想ですが15人〜20人くらいですかね。日本に住むことができてとても嬉しいし誇りに思いますよ。 ではリビアについての一般的な情報を教えていただけますか? ちなみにリビアの方々は英語を話すのですか? (Faris)若い世代の人たちは英語を話すようになってきていますね。私の世代や私の親の世代よりももっと流暢な英語を話せます。でも昔は、英語を話すことが一般的ではなかったです。 私の父は一般的に言えば流暢に英語を話していたと思います。それは彼の仕事のおかげでした。海外と仕事をするような環境にあれば、もしくは海外出張に行くような仕事柄であれば、一般的なコミュニケーションは取ることができますが、ほとんどの時間をリビア国内で過ごしている人は基礎的な知識を持っているだけか全くわからない人が多いでしょう。 リビアで日本の商品を見かけることはあるんですか? (Faris)はい、たくさん見かけることができますよ。テクノロジーの分野だったり自動車ですねこれらの会社はリビアでも有名ですよ。トヨタなんかはもっとも有名な会社の一つですし、ソニーもとても有名です。あとはパナソニックや東芝なんかもありますが、その中ではやっぱりトヨタとソニーが大きいですね。 オンラインも対面も500円から始められる!ワンコイングリッシュ友達と楽しく、一人でストイックにオンラインで、通い方はあなた次第。 おすすめは? リビア旅行で訪れるべきスポット もし、リビアに旅行で行くとしたら何を食べるのがいいですかね? (Faris)それはとてもいい質問ですね。食べ物は私のお気に入りの話なので良いチョイスですね。良いおすすめがありますよ。リビアにはMb’attenという料理があって、これは文字通り私が地球上で一番好きな料理です。 じゃがいもの中にひき肉が入っていて、それを油であげたものになるんですが、おそらくリビア以外では食べられないと思いますよ。でもとてもおすすめのリビア料理です。YouTubeにレシピ動画があると思います。 物価について聞きたいんですが、例えばリビアでスターバックスに行ったら、コーヒーはいくらしますか? (Faris)これは答えるのに難しい質問ですね。リビアにはスターバックスが無いんです。世界中の有名なフランチャイズ店のほとんどはリビアには出店していません。マクドナルドもリビアにはありません。 では、もしリビアに行ったらどこに連れてってくれますか? (Faris)これもとてもいい質問ですね。観光客がよく行くところで言うと、Leptis Magnaは訪れるべき観光地ですね。これは現存しているローマ帝国の遺跡の一つなんですが、リビアの有名な観光地の一つです。 そしてもし夏に来るとしたら、ビーチに行くのが特におすすめですよ。リビアに綺麗な海がたくさんあります。 あとは、観光客よりも現地の人がたくさんいて、普段の生活を楽しんでいるところではBenashorですかね。ここにはたくさんのスイーツ店やファッション店、カフェ、レストランなどがあり、地元の人がよく行くところですね。 そして最新トレンドの食べ物が食べられたり、人気のスイーツなんかも食べられます。伝統的なリビア料理じゃなくてね。 もしもっと歴史的なところに行きたいとしたら、実際のリビアに関連するGreen Squareと呼ばれるところがいいと思います。昔はSāḥah al-Khaḍrāと呼ばれていたんですが、カダフィ政権下ではほぼ全てのものが緑になったんです。 国旗でさえ緑一色でしたから、でも今は変わってMaydān ash-Shuhadと呼ばれています。これは歴史上の人物に限らず戦争の英雄という意味です。ここには昔ながらの博物館があったり、歴史的な建物があったりします。なので、リビアの歴史に触れることができると思いますよ。 60分500円からの英会話ワンコイングリッシュオンライン英会話でも業界最安値クラス!今なら初月半額で受けられる! |日本人には馴染みが薄いイスラム教の生活 リビア人のほとんどがイスラム教! その文化について聞いてみた 宗教についてはどうでしょう? 個人的に信仰している宗教はありますか? (Faris)私はイスラム教徒です。リビアでは96〜98%がイスラム教徒ですね。女性はHijabやNiqabをつけていますよ。これは、完全に理解しているわけではないんですが、宗教的というより文化的な背景が強いと思われます。頭を覆うことに対しては、女性としての美や尊厳を守るため、また基本的にはそれらを他人から守るためと言われています。 ラマダンについて聞いてもいいですか?(Faris)ラマダンの時期は毎年変わります。太陰暦のカレンダーによって日にちが決まっていて、毎年11日〜2週間あり、毎年違う月に行われます。その月の間はずっと、ラマダンの礼拝をおこないます。この月は昼のうちは食べたり飲んだりできません。タバコも吸えません。ただし、夜になればいつものように食事ができます。そしてこの期間中は1回追加でお祈りを捧げます。基本は1日5回ですが、ラマダンの期間はこれにプラス1回ですね。特別なお祈りとと呼ばれています。 ラマダンを行う理由はいくつかあるのですが、一つとしては体調を整えることでしょうか。体内に溜まった毒素を取り除くことが目的です。もう一つは貧しいという気持ちを理解することです。飢餓で苦しんでる人の気持ちをこの期間中に彼らの気持ちを理解することができます。長い間食事ができないこと、また何も飲めない期間が続くことを理解するんです。そうすることで食事ができることに感謝することができます。そして苦しんでる人を助ける気持ちを持つことができます。なのでラマダンの期間は多くの人が慈善活動をしているんです。たくさんの食べ物やお金などを寄付しています。 教育の問題も…リビアの歴史について では次にリビアの歴史について簡単に教えてもらえますか? (Faris)それは私にはちょっと難しいかもしれません。私はカダフィ政権下に生まれましたので、学校ではそれ以前の歴史について教えてもらっていないんです。だから、細かいリビアの歴史については深く知らないんです。歴史の授業ではイスラムのことやオスマン帝国のことを少しだけ習いました。歴史についてそのほかに知っていることは、ギリシャ帝国やローマ帝国のことくらいです。 ですので、リビアに関する全ての歴史を知っているわけではありません。私の知識は限られているのでもしリビアの歴史に興味がある人がいたら、Googleで調べてみてください。 また、リビアの歴史については映画にもなっているので、もし興味があれば観てみてください。映画のタイトルは「砂漠のライオン」です。もし観ることができたらあなたの意見を聞かせてください。 |まとめ いかがでしたでしょうか? リビアのことを知れば知るほど、まだまだ世界は広いな、と感じますね。是非、訪れてみたいと思いました。 そして、リビアの方がどういった視点を持っているのか見えてきたのではないでしょうか? 世界を楽しむためには、もっともっとこうしたことを知っていく必要があります。 そして、こういう方と直接コミュニケーションを取れるだけで、視野は大きく広がります。この「視野の広さ」こそ、これからの世界を楽しむためには重要なものとなります。 そして、そのためには、文中にもありましたが「英語」が強力な武器になります。ワンコイングリッシュでは、気軽に安く英語が学べるだけでなく、様々な国籍の講師が揃っており、リビアをはじめとした他国の文化などについても教えてくれます。他の先生や生徒とコミュニケーションが取れるイベントも盛りだくさんです。 体験レッスンも受付中ですので、是非活用をご検討ください。 ▼▼この記事の動画を見る▼▼ この記事を書いた世界人 Faris See author's posts Tags: リビア, 文化, 旅行, 日本在住, 歴史, 海外, 生活, 留学, 移住, 観光 Continue Reading Previous 【日本在住外国人が語る】スウェーデンについて知っておいて欲しい11のこと(後編)Next 【日本在住外国人が語る】ドイツについて知っておいて欲しい7のこと Recommend/オススメ記事 LIFE STYLE~ニューヨーク特集~[特派員コラム] アメリカ 海外の文化を知る アメリカを舞台としたおすすめ映画6選!アメリカのストリートカルチャー満載 1年 ago Keishi Tokura LIFE STYLE~ニューヨーク特集~[特派員コラム] アメリカ 海外の文化を知る ニューヨーク観光のベストシーズン到来!秋のアクティビティを紹介 1年 ago Keishi Tokura LIFE STYLE~ニューヨーク特集~[特派員コラム] アメリカ 海外の今を知る 海外の文化を知る ミュージカル映画『ラ・ボエーム』公開。舞台は1830年代パリから現代ニューヨークへ 1年 ago Keishi Tokura コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。