【タイの文化を学ぶ!】知っておきたいタイ生活のリアル ~留学、長期滞在、移住、短期滞在・旅行の参考に~

タイといえば、多くの日本人にとって人気の旅行先であり、独特の文化や豊かな自然、美味しい料理などが魅力の国です。しかし実際にタイで生活してみると、日本とは異なる文化や習慣に驚くことも少なくありません。今回は、タイに長く住んでいる方へのインタビューを通して、タイ生活のリアルな姿をお届けします。

タイってどんな国? 日本からのイメージ

タイは東南アジアに位置し、約7,000万人の人口を持つ国です。首都バンコクは近代的な高層ビルと伝統的な寺院が共存する魅力的な都市です。日本からは「微笑みの国」「親日国」「リゾート地」というイメージが強いですが、実際のタイはそれ以上に多様で奥深い文化を持っています。

タイで暮らすメリットについて

タイで暮らすメリットとして多くの外国人が挙げるのは、物価の安さ、温暖な気候、美味しい食事、そして何より人々の温かさです。特に都市部では公共交通機関も発達し、インターネット環境も整っているため、快適な生活を送ることができます。

 

 

① 知っておきたいタイ生活のリアル(買い物)

日本人にびっくりされたタイでの買い物の仕方、買ったものとかある?

タイでの買い物は交渉が基本です!特に観光地やローカル市場では値段交渉が当たり前で、最初に提示される価格の半額以下になることもよくあります。でも大型ショッピングモールや一部のスーパーでは定価販売なので、どこで買い物するかによって全然違います。

あと、日本人が驚くのはバイクタクシーや露店での買い物かな。朝市や夜市では新鮮な果物や野菜、調理済みの食べ物がとても安く手に入ります。特にドリアンやマンゴスチン、ランブータンなどの南国フルーツは、日本で買うよりも格段に安くて新鮮ですよ。

最近はオンラインショッピングも非常に発達していて、Shopee(ショッピー)やLazada(ラザダ)などのアプリを使えば、ほとんど何でも配達してもらえます。食事の配達サービスも充実していて、Grab FoodやFoodpandaなどで簡単に注文できるのも便利です。

② 知っておきたいタイ生活のリアル(食事)

日本人にびっくりされたタイの食事ってある?

タイ料理といえば辛いというイメージがあるけど、実はすべての料理が辛いわけじゃないんだよね。でも確かに本場のトムヤムクンやグリーンカレーは日本で食べるものより何倍も辛くて、初めて食べた日本人は「水!水!」って叫ぶことが多いかな(笑)

あと、食事のスタイルも日本と違って、複数の料理を一度に出して、みんなでシェアするのが基本なんだ。一人一皿じゃなくて、真ん中に料理を置いて、各自がご飯とおかずを取る感じ。それから、タイ人はスプーンとフォークで食べることが多くて、ナイフはあまり使わないんだよ。右手にスプーン、左手にフォークを持って、フォークで食べ物をスプーンに寄せて食べるのがタイ流です。

あとは路上の屋台文化!バンコクなどの都市部では、本当にあらゆる場所に食べ物の屋台があって、朝から夜遅くまで営業してるところも多いです。タイ人は「外食天国」を楽しんでいて、自宅で料理するより外で食べる方が安くて便利なことも多いんだよね。

タイでは、食事のときに何について話すことが多い?

食事の時間は家族や友人との重要なコミュニケーションの時間で、話題は本当に様々だけど、やっぱり「食べ物」についての会話が多いかな。「この料理美味しいね」「あのレストラン行ったことある?」みたいな話をよくするよ。

あとは日常生活のこと、仕事や学校での出来事、最近のニュースや政治の話題も出ることがあるけど、タイ人は基本的に楽しい雰囲気を大切にするから、あまり深刻な話題は避ける傾向があるかな。

それから、次に行きたい旅行先とか、週末の予定とか、将来の計画についても話すよ。タイ人は家族や友人との絆を大切にするから、食事の時間はそういう関係を深める大切な時間なんだ。

 

 

③ 知っておきたいタイ生活のリアル(休日)

タイでは休日どんな風に過ごすことが多い?

タイ人の休日の過ごし方は本当に多様だよ。都市部に住む人たちは、巨大なショッピングモールで買い物したり、映画を見たり、エアコンの効いた空間でリラックスすることが多いかな。バンコクには本当にたくさんのショッピングモールがあって、それが休日の定番の過ごし方になってるんだ。

自然が好きな人は、国立公園や海岸に行くこともあるよ。タイは美しいビーチや山、滝がたくさんあるから、週末に小旅行する人も多いんだ。特に地方出身者は実家に帰省して家族と過ごすことも多いですね。

それから、タイでは寺院参りも休日の過ごし方として一般的。仏教徒が多いタイでは、寺院に行ってお坊さんにお供え物をしたり、瞑想したりする人も多いんだよ。

あとは友人や家族と一緒に外食するのも定番だね。タイ人はグループで食事を楽しむことが大好きで、休日にはレストランやフードコートが賑わっています。

タイでは、クリスマスや新年はどう過ごす?

タイではクリスマスは仏教国なので宗教的な祝日ではないんだけど、特に都市部では商業的に祝われることが多いよ。ショッピングモールやホテルにはクリスマスデコレーションが飾られて、プレゼント交換をする人もいるけど、日本やヨーロッパほど大きなイベントではないかな。

一方で、新年は大きく祝われるよ!西洋の新年(1月1日)とタイの伝統的な新年「ソンクラーン」(4月中旬)の両方を祝うんだ。西洋の新年はカウントダウンパーティーや花火で盛大に祝います。バンコクの中心部や観光地では大規模なカウントダウンイベントが開催されるよ。

ソンクラーンは「水かけ祭り」として知られていて、タイ最大の祝祭の一つです。この時期は街中で水をかけ合って新年を祝うんだよ。伝統的には年長者の手に水をかけて敬意を表す儀式だったけど、今では大規模な水かけ合戦に発展していて、とても楽しいお祭りになっています!

タイでは、日本にはない休日はある? そのときにすることは?

たくさんあるよ!特にユニークなのはやっぱり「ソンクラーン」かな。あとは「ロイクラトン」っていう祭りもあって、これは11月の満月の夜に、バナナの葉で作った灯籠(クラトン)を川や池に流して、過去の罪や不運を流す行事なんだ。とても幻想的で美しい光景だよ。

「マカブーチャ」と「ウィサカブーチャ」という仏教の重要な祝日もあって、これらは月の満ち欠けに基づいて日付が決まるんだ。この日は多くの人が寺院を訪れて、ろうそくを持って僧侶の後ろを歩くキャンドルライトプロセッションに参加したりするよ。

それから「チャクリー記念日」(4月6日)や「国王誕生日」なども重要な祝日です。王室を尊敬するタイでは、これらの日は国を挙げて祝われるんだよ。

④ 知っておきたいタイ生活のリアル(家族)

タイでは家族にはどこまでが含まれて、どんなことをする?おじいちゃん、おばあちゃんや兄弟・子供との付き合い方とか

タイの家族は基本的に大家族制で、核家族化が進んでいる日本と比べるとその範囲が広いよ。家族には両親、子供だけでなく、祖父母、おじ、おば、いとこまで含まれることが多くて、特に地方では3世代が同じ家に住むこともよくあるんだ。

おじいちゃん、おばあちゃんは家族の中でとても尊敬される存在で、孫の面倒を見ることも多いよ。タイでは共働きの家庭が多いから、子供の世話を祖父母に任せるケースがよくあるんだ。そのため、祖父母と孫の絆がとても強いことが特徴的だね。

兄弟姉妹との関係も密接で、年長の兄や姉は弟や妹の面倒を見る責任があると考えられているよ。タイ語では兄弟姉妹を呼ぶときも年齢によって異なる呼び方をするんだ。「ピー」は年上の兄弟姉妹、「ノーン」は年下の兄弟姉妹を意味するよ。

それから、タイ人は家族の行事や祝日を大切にして、できるだけ家族全員で集まって食事をしたり、お祝いをしたりするんだ。特に大きな祝日には地方から家族が集まって、一緒に過ごすことが多いよ。家族間の絆を強く保つことがタイ文化の重要な部分なんだね。

タイでは家の中でどんな風に過ごすことが多い?

タイの家庭内での過ごし方は、日本とそれほど変わらない部分もあるけど、気候や文化の違いからくる特徴もあるよ。

暑い気候のため、エアコンの効いたリビングルームでテレビを見たり、スマホやタブレットでSNSやゲームを楽しんだりすることが多いかな。タイではテレビドラマ(特に「レーク」と呼ばれる恋愛ドラマ)が非常に人気で、家族で一緒に見ることも多いんだ。

食事の準備も家族の重要な時間で、特に週末には家族全員で料理を作ることもあるよ。タイ料理は香辛料や調味料を使うので、キッチンは家の中で最も活気のある場所の一つだね。

それから、仏教国なので、家の中に小さな祭壇を設けていることが多くて、朝晩にお供えをしたり、祈りを捧げたりする習慣がある家庭も多いよ。

一般的に、タイの家庭は日本と比べてオープンスペースが多く、近所の人が気軽に訪問し合うこともあるから、「我が家」という空間の概念が少し違うかもしれないね。

⑤ 知っておきたいタイ生活のリアル(その他)

日本人が知らずにびっくりされたタイの歴史ってある?

多くの日本人が知らないのは、タイが東南アジアで唯一、西洋列強の植民地支配を受けなかった国だってことかな。周辺のベトナム、ミャンマー、マレーシア、インドネシアなどがすべてヨーロッパの国々に植民地化された中で、タイ(当時はシャム)だけは独立を維持したんだ。これはラーマ4世、ラーマ5世などの賢明な王様の外交政策のおかげとも言われていて、タイ人はこのことをとても誇りに思っているよ。

あと、第二次世界大戦中の日本とタイの関係も興味深いね。タイは形式上は日本の同盟国だったけど、実際には「自由タイ」という抵抗運動があって、連合国側に協力していた側面もあるんだ。この複雑な歴史があったにもかかわらず、戦後すぐに日本とタイは友好関係を回復させたって点も特筆すべきことかもしれないね。

日本人にびっくりされたタイの習慣ってある?

タイ独特の習慣はたくさんあるけど、特に日本人が驚くのは「挨拶の仕方」かな。タイでは「ワイ」という合掌の挨拶をするんだけど、相手の社会的地位や年齢によって手の位置が変わるんだよ。目上の人には高い位置で、同等の人には胸の前で、目下の人にはあごの下でワイをするんだ。これは外国人にはなかなか難しくて、日本人も最初は戸惑うことが多いね。

あと、タイでは頭は体の中で最も神聖な部分と考えられていて、逆に足は最も低い部分と見なされているんだ。だから、人の頭に触ったり、足で何かを指したりするのはとても失礼なことなんだよ。特に子供の頭をなでるのは日本では愛情表現だけど、タイではあまり良くないとされていることもあるから注意が必要だね。

それから、王室に対する尊敬の念もタイ文化の大きな特徴。映画館では映画の前に国王賛歌が流れ、全員が起立するし、街中には王室メンバーの肖像画が飾られているんだ。王室に対する不敬な言動は法律で禁じられているほど、タイ人にとって王室は特別な存在なんだよ。

タイで、記念日に食べる食事はある?

特定の記念日に必ず食べる料理というのは日本ほど厳格ではないけど、いくつか伝統的な習慣はあるよ。

例えば、誕生日には「カオニャオ・マムアン」(マンゴーともち米のデザート)を食べたり、「パッタイ」(タイ風焼きそば)を食べたりすることが多いかな。パッタイは「長寿」を象徴するとも言われているんだ。

結婚式では「カオトム・マット」というバナナの葉で包んだもち米のお菓子や、「トン・ヨット」という卵黄から作る黄金色のお菓子がよく出されます。これらは幸福や繁栄を象徴しているよ。

新年(ソンクラーン)の時期には「カオチェー」という花の香りのついた水に浸したご飯とサイドディッシュを食べる習慣があるよ。これは暑い季節に体を冷やす効果もあるんだ。

タイでは、友人・家族にどんなプレゼントをあげる?

タイでのプレゼント文化は日本と似ている部分もあるけど、独自の特徴もあるよ。

実用的なものを贈ることが多くて、特に食べ物や飲み物のギフトセットは定番だね。高級フルーツのバスケットやお菓子の詰め合わせなんかも人気があるよ。

若い世代の間では、化粧品や洋服、アクセサリーなどのプレゼントも一般的。特にタイの若者はファッションに敏感だから、流行のアイテムがよく喜ばれるんだ。

家族には健康食品やサプリメントを贈ることも多いよ。タイ人は健康を大切にするから、高品質なビタミン剤や漢方薬なんかも人気のプレゼントなんだ。

それから、仏教国らしく、仏像や仏教関連のお守りを贈ることもあるよ。特に年配の方へのプレゼントとしては、宗教的なアイテムが喜ばれることが多いんだ。

タイで、お袋の味と言えば?

タイの「お袋の味」は家庭によって様々だけど、代表的なのは「ゲーン・チュート」というシンプルな野菜スープかな。豚肉や鶏肉、野菜、春雨などを使った優しい味のスープで、子供の頃から親しんでいる人が多いよ。

あとは「パッ・ガパオ・ムー」(豚肉のバジル炒め)も定番の家庭料理。これは挽き肉とホーリーバジルを炒めて、目玉焼きをのせた料理で、多くのタイ人にとって懐かしい味なんだ。

「トム・ヤム・クン」(エビの酸っぱ辛いスープ)も家庭料理として親しまれているよ。レストランでも人気だけど、お母さんの作るトムヤムクンは特別な味がするって言われるんだ。

地方によっても違いがあって、北部ではカオソーイ(ココナッツカレーヌードル)、東北部(イサーン地方)ではソムタム(青パパイヤのサラダ)、南部ではマッサマンカレーなどが地元の「お袋の味」として愛されているよ。

タイで人気のスポーツは何?

タイで最も人気のあるスポーツはサッカーだよ。タイ人はイングランドプレミアリーグなどの海外リーグも熱心に観戦するし、タイ国内リーグも盛り上がっているんだ。

次に人気なのはムエタイ(タイ式キックボクシング)。これはタイの国技で、古くから親しまれているよ。ムエタイの試合は地元のスタジアムやテレビで放送され、賭けの対象にもなっていて熱狂的なファンが多いんだ。

バドミントンやセパタクロー(足を使ったバレーボールのようなスポーツ)も人気があるよ。特にバドミントンはタイの選手が国際大会でメダルを獲得することも多くて、人気が高まっているんだ。

最近はバスケットボールやゴルフなども若い世代を中心に人気が出てきているし、eスポーツも急速に広がっているよ。

タイで人気のエンターテイメントは何?

タイでは「レーク」と呼ばれる恋愛ドラマが大人気!特にBL(ボーイズラブ)ドラマは国際的にも注目されていて、日本を含む海外にもファンが多いんだ。

音楽では「ルークトゥン」(カントリー音楽の一種)や「モーラム」(東北部の伝統音楽)、そして「T-Pop」と呼ばれるタイのポップミュージックが人気だよ。K-POPの影響を受けたアイドルグループも増えているんだ。

映画も盛んで、特にホラー映画やコメディ映画はタイの得意ジャンル。「プラープ・ノーイ」(幽霊)をテーマにした怖い話はタイの文化の一部になっているよ。

最近はSNSやYouTube文化も爆発的に広がっていて、インフルエンサーやYouTuberが若者の間で絶大な人気を誇っているんだ。

タイ人に人気の観光地はどこ?そこではどんなアクティビティがある?(外国人があまり行かないところ)

外国人観光客があまり訪れないけど、タイ人に人気の観光地はたくさんあるよ!

例えば「カオヤイ国立公園」は、バンコクから車で数時間の場所にある自然豊かな場所で、タイ人の週末旅行先として人気なんだ。ここではハイキングやキャンプ、野生動物観察などが楽しめるよ。

「パーイ」は北部のメーホンソーン県にある小さな町で、美しい景色や温泉、洞窟などが楽しめる静かな避暑地として人気があるんだ。

東北部(イサーン地方)の「サムパンボーク」は、乾季にメコン川の水位が下がると現れる奇岩群で、タイ人の間では「タイのグランドキャニオン」として知られているよ。

南部の「トラン県」や「ナコーンシータマラート県」のビーチも、外国人観光客より地元のタイ人に人気の隠れた穴場。美しいビーチでシュノーケリングや海水浴、新鮮なシーフードを楽しむことができるんだ。

それから「ロッブリー県」のひまわり畑も季節限定の観光スポットとして人気があるよ。11月から1月頃に広大なひまわり畑が広がり、写真撮影スポットとして多くのタイ人が訪れるんだ。

タイ人に人気のレストランはある?そこではどんな料理を食べる?(外国人があまり行かないところ)

外国人観光客が知らない、タイ人に人気のレストランや食べ物の楽しみ方はたくさんあるよ!

「ボートヌードル」という小さなボートから提供される麺料理の専門店は、地元の人たちに大人気。「クイッティアオ・ルア」と呼ばれるこの麺は、濃厚なスープと豚肉やミートボールなどのトッピングが特徴で、屋台やフードコートで気軽に食べられるんだ。

「イサーン料理」の専門店も地元で人気!「ソムタム」(青パパイヤのサラダ)、「ラープ」(挽肉のハーブ和え)、「ガイヤーン」(グリルチキン)などの東北部の料理は、辛くて香りが強いけど、タイ人には大好評なんだよ。

「ジェー」と呼ばれる精進料理のレストランも、特に旧暦の9月頃の菜食期間中には大人口。肉や魚を使わないのに、とても美味しい料理が楽しめるよ。

あとは「カントーク」という北部タイの伝統的な食事スタイルも興味深いよ。低いテーブルを囲んで座り、様々な北部料理を分け合って食べるんだ。チェンマイなどの北部の都市では、文化的なショーと一緒にカントーク料理が楽しめる場所もあるよ。

まとめ

タイは「微笑みの国」と呼ばれるだけあって、人々の温かさと優しさが溢れる国です。食文化の豊かさ、伝統と現代の調和、家族を大切にする価値観など、日本人が学べる点も多くあります。タイに旅行や長期滞在を考えている方は、ぜひこうした文化の違いを楽しみながら、現地の人々と交流してみてください。

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