【インドネシアの文化を学ぶ!】知っておきたいインドネシア生活のリアル ~留学、長期滞在、移住、短期滞在・旅行の参考に~

インドネシアってどんな国? 日本からのイメージ

インドネシアは東南アジアに位置する世界最大の島国で、人口約2億7000万人を擁する多民族国家です。公用語はインドネシア語ですが、地方によって様々な言語が話されています。

日本人にとってのインドネシアといえば、バリ島のリゾート、美しいビーチ、おいしいナシゴレンなどの料理、そして親日国というイメージが強いでしょう。しかし、実際に暮らしてみると、もっと多様で豊かな文化や生活習慣があることに気づかされます。

インドネシアで暮らすメリットについて

インドネシアで暮らす最大のメリットは、温かい人々との交流と、のんびりとした時間の流れを楽しめることです。また、物価が比較的安いため、日本よりも余裕のある生活ができることも魅力の一つです。

熱帯の気候を活かした新鮮なフルーツや食材、色鮮やかな市場、そして多様な文化体験ができるのもインドネシア生活の醍醐味と言えるでしょう。

それでは、実際のインドネシア生活について、リアルな声を聞いていきましょう!

 

 

① 知っておきたいインドネシア生活のリアル(買い物)

――日本人が知らずにびっくりしたインドネシアの歴史ってある?

インドネシアは日本の植民地だったと思っている人が多いけど、実際には日本の占領期間は1942年から1945年までのたった3年間だけだったんだ。それよりも長いのがオランダ植民地時代で、約350年も続いたんだよ。だから街並みや建築、料理にもオランダの影響がすごく残ってるんだ。

――日本人にびっくりされたインドネシアの習慣はある?

握手をするとき、挨拶の後に必ず自分の胸に手を当てるジェスチャーをするんだけど、これは敬意と誠実さを示す習慣なんだ。あと、目上の人の前では頭を低く保つっていう習慣があって、これは敬意を表すために必要なマナーなんだよ。日本人の友達はこれにびっくりしてたね。

――日本人にびっくりされたインドネシアでの買い物の仕方、買ったものはある?

伝統市場(パサール)では値段交渉が当たり前!最初に言われる値段の半額から交渉を始めるのが基本だよ。外国人には高い値段を提示されることもあるから、地元の友達と一緒に行くのがおすすめ。

あと、日本人の友達が驚いたのは、スパイスの種類の多さかな。クンチット(ウコン)、カユマニス(シナモン)、クミリ(キャンドルナッツ)など、日本ではあまり見かけないスパイスが日常的に使われてるんだ。お土産にスパイスセットを買って帰る人も多いね。

② 知っておきたいインドネシア生活のリアル(食事)

――日本人にびっくりされたインドネシアの食事はある?

インドネシア人は朝からナシゴレン(炒飯)や揚げ物をガッツリ食べることが多いんだ。朝食と昼食の区別があまりなくて、朝から重たい食事を食べるのが普通。日本人の友達は「朝からこんなに食べられない!」って驚いてたよ。

あとは、手で食べる文化にも驚かれることが多いかな。特にパダン料理のレストランでは右手で食べるのが伝統的なスタイル。最初は戸惑うかもしれないけど、慣れると意外と食べやすいんだよ。

――インドネシアでは、食事のときに何について話すことが多い?

食事中は基本的に楽しい話題が中心だね。家族の近況、仕事の話、最近見た映画やドラマなどが多いかな。あとはやっぱり食べ物の話!「このサンバルは辛いね」とか「この料理の作り方を教えて」みたいな会話が飛び交うよ。

インドネシア人はおしゃべりが大好きだから、食事中も会話が途切れることがあまりないんだ。でも政治や宗教についての深い議論は避ける傾向があるかな。

 

 

③ 知っておきたいインドネシア生活のリアル(休日)

――インドネシアでは休日どのように過ごすことが一般的?

休日はショッピングモールで過ごす人が多いよ!ジャカルタなどの大都市では、モールは単なる買い物の場所じゃなくて社交の場でもあるんだ。家族連れやカップル、友達同士で一日中モールで過ごすことも珍しくないんだよ。

あとは、家族で近所の公園に行ったり、週末に近郊の観光地に小旅行に行くこともよくあるね。インドネシア人は家族や友人との時間を大切にするから、一人で休日を過ごすことはあまりないかな。

――インドネシアでは家の中でどのように過ごすことが一般的?

家では家族と一緒にテレビドラマやバラエティ番組を見ることが多いね。特に人気のシネトロン(インドネシアのドラマ)が放送される時間は、家族みんなでリビングに集まるんだ。

あとは、スマホでSNSを見たり、YouTubeを見たりする時間も長いかな。インドネシアはSNS大国で、インスタグラムやTikTokの利用率は世界でもトップクラスだよ。

④ 知っておきたいインドネシア生活のリアル(家族)

――インドネシアでは家族にはどこまでが含まれ、どのようなことをする?

インドネシアでは「家族」という概念がとても広くて、おじ、おば、いとこまで含めた拡大家族が一般的なんだ。特に田舎では三世代同居も珍しくないよ。

日曜日には拡大家族で集まって一緒に食事をしたり、イスラム教の大きな祭りであるレバラン(断食明け)の時には、家族全員が集まって祝うんだ。この時期には年長者に敬意を表して手にキスをするサラマン(握手)の習慣があって、若い世代は年長者を訪ねて回るんだよ。

――インドネシアでは、クリスマスや新年はどう過ごす?

インドネシアは世界最大のイスラム教国だけど、キリスト教徒も多いから、クリスマスは公式の祝日になってるんだ。キリスト教徒の家庭ではクリスマスツリーを飾ったり、教会に行ったり、家族で特別な食事を楽しんだりするよ。

新年はカウントダウンイベントが人気で、ジャカルタやバリなどの大都市では花火や音楽イベントが開催されるんだ。家族や友人と一緒に新年を迎えることが多いね。

――インドネシアでは、日本にはない休日はある? そのときにすることは?

レバラン(断食明けの祭り)が最も重要な祝日だね。1ヶ月の断食の後に祝うお祭りで、新しい服を着て、特別な料理を食べ、親戚や友人の家を訪問して過ごすんだ。

あとはガルンガン・クニンガン(バリヒンドゥー教の祭り)も独特だよ。バリ島では道端に色とりどりの装飾が施された竹のポールが立ち並んで、とても美しい光景になるんだ。

⑤ 知っておきたいインドネシア生活のリアル(その他)

――インドネシアで、記念日に食べる食事はある?

誕生日には必ずトゥンパン・ナシ(円錐形に盛り付けたカラフルなご飯)を食べるんだ。黄色や赤、緑に色付けされたご飯を円錐形に盛り、周りに様々なおかずを配置する特別な料理で、豊かさと感謝の象徴なんだよ。

結婚式ではナシ・クニン(ターメリックで黄色く色付けしたご飯)が定番で、黄色は繁栄と幸福の色とされているんだ。

――インドネシアでは、友人・家族にどのようなプレゼントをあげる?

プレゼントは日本ほど形式張っていなくて、食べ物を贈ることが多いね。特に旅行から帰ってきたときは、その地域の特産品や菓子をオレオレ(お土産)として配るのが一般的だよ。

誕生日には実用的なものや、その人が好きなものをプレゼントすることが多いかな。ただ、包装にはこだわるから、きれいに包んであげると喜ばれるよ。

――インドネシアで、お袋の味と言えば?

インドネシア各地で違うけど、ジャワ島ならサヨール・ロデ(ココナッツミルクのスープ)が定番のお袋の味だね。家庭によって味付けが違って、「うちのママのサヨール・ロデが一番おいしい」ってみんな言うんだよ。

スマトラ島ではランダン(スパイシーな牛肉の煮込み)、スラウェシ島ではチョト・マカッサル(牛のスープ)なんかもソウルフードとして愛されてるよ。

――インドネシアで人気のスポーツは何?

断然バドミントン!インドネシアはオリンピックでもメダルを獲得する強豪国なんだ。子供の頃からバドミントンをやる人が多くて、街中でも簡易的なコートを見かけることがあるよ。

次に人気なのはサッカーかな。インドネシアリーグの試合があると、スタジアムは満員になるし、テレビの前で家族や友達と一緒に応援する人も多いんだ。

――インドネシアで人気のエンターテイメントは何?

テレビドラマ(シネトロン)が大人気!特に恋愛ドラマやファミリードラマが人気で、夕方から夜にかけて各局でドラマが放送されるんだ。

音楽ではダンドゥット(インドネシアの伝統的なポップミュージック)が根強い人気があるよ。独特のリズムと歌詞で、お祭りやイベントではよく流れてるね。若者の間ではK-POPも大人気だよ!

――インドネシア人に人気の観光地はどこ?そこではどんなアクティビティがある?

外国人にはあまり知られてないけど、インドネシア人に人気なのはプランバナン寺院(ジョグジャカルタ近郊のヒンドゥー寺院)だね。地元の人は朝早くから訪れて、寺院の周りを散策したり、日の出を見たりするんだよ。

あとはディエン高原(中部ジャワ)も地元の人に人気。火山湖や古代寺院があって、インドネシア人は家族でキャンプしたり、自然を楽しんだりするために訪れるんだ。バリに行く外国人観光客と比べると、こういった場所を訪れる外国人は少ないかな。

――インドネシア人に人気のレストランはある?そこではどんな料理を食べる?

ワルン・テガル(通称:ワルテグ)という庶民的な食堂がインドネシア人の日常食として超人気!ガラスケースに並んだおかずから好きなものを選んで食べるスタイルで、安くておいしいから学生からサラリーマンまで幅広い層に愛されてるんだ。

おすすめメニューはナシ・ペチェル(野菜たっぷりのピーナッツソースがかかったご飯)や、アヤム・ゴレン(鶏の唐揚げ)。外国人観光客があまり行かない庶民の味が楽しめる場所だよ。

まとめ

インドネシアは多様な文化、温かい人々、そして豊かな食文化を持つ魅力的な国です。日本とは異なる生活習慣や価値観がありますが、そのギャップを楽しみながら過ごすことで、新しい発見や学びがあるでしょう。

インドネシアを訪れる際は、現地の人との交流を大切に、オープンな心で異文化体験を楽しんでみてください。きっと素晴らしい思い出になるはずです。

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