【カナダの文化を学ぶ!】知っておきたいカナダ生活のリアル ~留学、長期滞在、移住、短期滞在・旅行の参考に~

カナダってどんな国? 日本からのイメージ

カナダは北米大陸の北部に位置し、面積は世界第2位を誇る広大な国です。多様な民族が共存する多文化社会で、英語とフランス語を公用語としています。美しい自然、良質な教育システム、高い生活水準で知られ、世界で最も住みやすい国のひとつとされています。

日本人からは「自然が豊か」「人々が優しい」「教育レベルが高い」というイメージが強く、留学先としても人気があります。また、メープルシロップやアイスホッケー、壮大な国立公園などもカナダを代表するものとして認識されています。

カナダで暮らすメリットについて

カナダで暮らす大きなメリットには、安全で質の高い生活環境、充実した社会保障制度、そして多文化社会ならではの多様性の尊重があります。また、広大な自然に囲まれた環境は、心身のリフレッシュにも最適です。

教育面では、世界トップレベルの大学や研究機関が数多く存在し、留学生にも開かれた教育機会が提供されています。また、永住権取得のシステムが比較的整備されており、将来的な移住を視野に入れることも可能です。

 

 

① 知っておきたいカナダ生活のリアル(買い物)

— カナダでの買い物で日本と違って驚いたことある?

カナダでの買い物は日本とはかなり異なります。まず、店の営業時間が長いことに驚かされます。多くのスーパーマーケットやショッピングモールは夜遅くまで、時には24時間営業していることもあります。

また、税金の仕組みも独特です。商品に表示されている価格には税金が含まれていないので、レジで実際に支払う金額は表示価格よりも高くなります。州によって税率が異なるため、旅行中は特に注意が必要です。

大型スーパーではバルク販売(大容量パック)が一般的で、日本人の感覚からするとかなり大きな量を購入することになります。例えば、オレンジジュースが4リットル入りで売られていたり、シリアルの箱が家族全員で1ヶ月は食べられるほどの大きさだったりします。

面白い商品としては、メープルシロップの種類の多さに驚かされます。グレードやフレーバーによって様々な種類があり、カナダ人は好みに合わせて使い分けています。また、アイスワインという凍らせたブドウから作るカナダ特産のデザートワインも人気です。

② 知っておきたいカナダ生活のリアル(食事)

— カナダの食事で驚いたことある?

カナダの食事文化は多様で、世界各国の料理が取り入れられています。驚くことの一つは、朝食の重要性です。パンケーキやフレンチトースト、ベーコンエッグなど、しっかりとした朝食を食べる習慣があります。特に週末のブランチは家族や友人と楽しむ重要な時間です。

カナダの国民食と言えるプーティンも驚きの一つです。フライドポテトにグレイビーソースとチーズカードをかけた料理で、見た目はシンプルですが、その組み合わせの美味しさに驚かされます。

— カナダでは、食事のときに何について話すことが多い?

食事の際の会話は、仕事や学校での出来事、スポーツ(特にアイスホッケー)、政治、最近の旅行など幅広いトピックが取り上げられます。日本と違って、食事中に政治や社会問題について議論することも珍しくありません。

また、食べ物そのものについての会話も多く、料理のレシピや新しく見つけたレストランについて情報交換することがよくあります。カナダは多文化社会なので、様々な国の食文化についての話題も盛り上がります。

 

 

③ 知っておきたいカナダ生活のリアル(休日)

— カナダでは休日はどう過ごすのが一般的?

カナダ人の休日の過ごし方は季節によって大きく変わります。夏は国立公園やコテージ(湖畔の別荘)でのアウトドア活動が人気です。ハイキング、カヌー、キャンプなど、自然と触れ合う活動を家族で楽しむことが一般的です。

冬はスキーやスノーボード、アイススケートなどのウィンタースポーツが盛んです。特にクリスマス休暇やスプリングブレイク中は、スキーリゾートが家族連れで賑わいます。

— カナダでは家の中ではどう過ごすことが多い?

家の中では、特に冬の長い期間は室内活動が中心になります。ボードゲームやカードゲームを家族で楽しんだり、映画鑑賞やホームパーティーを開いたりすることが一般的です。DIY(日曜大工)も人気があり、自宅の改装や修繕を自分でする人が多いです。

また、料理を楽しむ文化もあります。特に休日には時間をかけて特別な料理を作り、家族や友人と共に楽しむことが大切にされています。

— カナダでは、日本にはない休日はある? そのときには何をする?

カナダの特徴的な祝日として、感謝祭(サンクスギビング)があります。10月の第2月曜日に祝われ、家族が集まってターキー(七面鳥)のディナーを楽しみます。また、7月1日のカナダデー(建国記念日)には、パレードや花火大会が各地で開催され、国を挙げてのお祝いムードになります。

ケベック州ではサンジャンバティスト祭(6月24日)がフランス系カナダ人のアイデンティティを祝う重要な日です。ビクトリアデー(5月の最終月曜日前の月曜日)は、夏の始まりを告げる休日として、多くのカナダ人がキャンプや湖畔での活動を楽しみます。

④ 知っておきたいカナダ生活のリアル(家族)

— カナダでは家族にはどこまでが含まれて、どんなふうに付き合うの?

カナダでの「家族」の概念は、核家族(両親と子ども)を中心としつつも、祖父母や叔父叔母、いとこなども含む拡大家族も大切にされています。ただ、日本と比べると、成人した子どもは早めに独立する傾向があり、大学進学や就職を機に実家を離れることが一般的です。

祖父母との関係は大切にされており、特に孫の世話や家族の集まりで重要な役割を果たします。ただ、日本のような三世代同居はあまり一般的ではなく、祖父母は別に住んでいることが多いです。定期的に訪問したり、休暇を一緒に過ごしたりして絆を深めます。

兄弟姉妹間の関係も重要で、大人になっても定期的に連絡を取り合い、休日や特別なイベントで集まることが多いです。子どもたちは学校やスポーツ活動を通じて社会性を身につけることが奨励され、親は子どもの自立を促す教育方針をとることが一般的です。

— カナダでは、クリスマスや新年はどう過ごす?

クリスマスはカナダで最も重要な家族の祝日の一つです。12月24日の夜(クリスマス・イブ)に家族が集まり、翌25日の朝にプレゼント交換をします。伝統的なクリスマスディナーでは、ターキーやハムが中心となり、様々なサイドディッシュやデザートと共に楽しみます。

新年(ニューイヤー)は友人と過ごすことが多く、パーティーやダウンタウンでの花火鑑賞が人気です。1月1日は家族と一緒に特別な朝食やブランチを楽しむことが多いです。ケベック州ではフランスの伝統に従い、新年が家族の祝日としてクリスマス以上に重要視されることもあります。

— カナダでは、記念日に特別な食事はある?

記念日によって特別な食事があります。感謝祭ではターキー、スタッフィング(詰め物)、クランベリーソース、パンプキンパイが定番です。カナダデーにはバーベキューが一般的で、肉や野菜をグリルで焼いて楽しみます。

イースター(春分後の最初の満月後の日曜日)にはハムやラム肉のディナーを楽しみ、チョコレートの卵やバニーを子どもたちにプレゼントする習慣があります。セント・パトリックスデー(3月17日)には、アイリッシュシチューやコーンビーフとキャベツなどアイルランド風の料理が食べられます。

⑤ 知っておきたいカナダ生活のリアル(その他)

— カナダで、友人や家族にはどんなプレゼントをあげる?

カナダでのギフト文化は、実用的なものや相手の趣味に合わせたものが一般的です。冬の誕生日やクリスマスには、品質の良い冬用アパレル(手袋、マフラーなど)や、地元の特産品(メープルシロップ製品など)がよく贈られます。

また、体験型ギフトも人気で、レストランのギフトカード、コンサートチケット、スパの施術券などが喜ばれます。子どもへのプレゼントは、教育的な玩具や本、アウトドア用品などが一般的です。

— カナダで、お袋の味と言えば?

カナダは多文化国家なので「お袋の味」は家庭の背景によって大きく異なります。しかし、いくつか共通して挙げられるのは、トロントマックアンドチーズ(マカロニチーズ)、ホームメイドのミートローフ、チキンポットパイなどです。

ケベック州ではトゥルティエール(肉入りパイ)が伝統的な家庭料理として愛されています。先住民の伝統を引き継ぐバニックという平たいパンも、多くの家庭で作られる郷土料理です。

— カナダで人気のスポーツは何?

カナダで断トツに人気なのはアイスホッケーで、国技と言っても過言ではありません。NHLの試合がある日は多くの人がテレビに釘付けになり、プレーオフシーズンは特に盛り上がります。

その他にも、ラクロス(もう一つの公式国技)、カーリング、カナディアンフットボール、サッカー、バスケットボールなども人気です。アウトドアスポーツでは、カヌー、カヤック、クロスカントリースキーなどが盛んです。

— カナダで人気のエンターテイメントは何?

映画や音楽が人気のエンターテイメントです。カナダは多くの国際的なミュージシャンや俳優を輩出しており、トロント国際映画祭やモントリオールジャズフェスティバルなどの国際的なイベントも開催されます。

カナダ人はライブイベントを楽しむ文化があり、コンサート、演劇、スポーツ観戦などに積極的に参加します。また、博物館や美術館も充実しており、文化的な活動も盛んです。

— カナダ人に人気の観光地はどこ?外国人が知らないような場所は?

カナダ人に人気でありながら、外国人観光客にはあまり知られていない場所としては、オンタリオ州のブルースペニンシュラやジョージアンベイエリアがあります。ここでは夏にハイキングやカヤック、冬にはクロスカントリースキーが楽しめます。

アルゴンキン州立公園も、トロントから比較的近いながらも手つかずの自然が残る人気スポットです。ケベック州のシャルルボワ地方は、美しい風景と伝統的なフランス系カナダの文化を体験できる地域として地元民に愛されています。

— カナダ人に人気のレストランは?外国人があまり行かないような場所は?

地元のカナダ人に人気でありながら観光客にはあまり知られていないレストランとしては、「スモークミート」専門店があります。モントリオールのシュワルツなどが有名ですが、地元の人々が通う小さな店も各地にあります。

また、「ダイナー」と呼ばれるカジュアルなアメリカンスタイルの食堂も地元民に愛されています。ここでは、ボリュームたっぷりの朝食や、ハンバーガー、サンドイッチなどの定番メニューを手頃な価格で楽しめます。

フードコートも侮れません。特に大都市では様々な文化の料理が一か所で楽しめるフードコートが充実しており、地元の人々のランチスポットとして人気です。

まとめ

カナダは広大な自然と多様な文化が共存する国で、日本とは異なる生活習慣や文化が数多くあります。買い物、食事、休日の過ごし方、家族関係など、カナダならではの特徴を知ることで、留学や旅行、移住の際にスムーズに適応することができるでしょう。

多文化社会ならではの寛容さと温かさ、そして自然と共存する生活スタイルは、カナダの大きな魅力です。様々な文化的背景を持つ人々と交流することで、新たな価値観や考え方に触れる機会も豊富にあります。

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この記事を書いた世界人

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