【タイの文化を学ぶ!】タイの食文化の日本との違い5選 ~留学、長期滞在、移住、短期滞在・旅行の参考に~

アジアを代表する料理として世界中で愛されているタイ料理。その独特の香りや味わいは多くの日本人をも魅了しています。しかし、タイの食文化は単に料理だけではなく、食べ方や考え方など、日本との違いがたくさんあります。今回はタイと日本の食文化の違いに焦点を当て、タイ在住経験のある方にインタビューしました。タイへの旅行や長期滞在の際に知っておくと役立つ情報が満載です。

タイってどんな国? 日本からのイメージ

タイは東南アジアに位置する人口約7,000万人の王国です。首都バンコクは近代的な高層ビルと伝統的な寺院が共存する活気あふれる都市として知られています。日本からは「微笑みの国」「親日国」「美味しい料理の国」「リゾート地」などのイメージが強いでしょう。仏教国でもあり、国民の約95%が上座部仏教を信仰しています。

タイは親日国として知られ、日本の文化やファッション、アニメなどが若者を中心に人気を集めています。同時に、独自の文化や伝統を大切にしており、王室への敬愛の念も強い国です。

タイで暮らす/タイに行くメリットについて

タイで暮らしたり、タイに行ったりするメリットって何だと思う?

タイに住んだり旅行したりする最大のメリットは、やっぱり「食」だと思うよ!タイは本当に「食の楽園」なんだ。24時間どこでも美味しいものが食べられるし、値段も日本と比べてかなり安いから、食事を楽しみたい人には天国みたいな場所だね。

それに気候が一年中暖かいから、冬の寒さが苦手な人には過ごしやすいと思うよ。特に日本の冬が辛い人にはおすすめかも。ただ、4月から5月の暑季は本当に暑くなるから、その時期は覚悟が必要だけどね(笑)

あとはタイ人の人柄も大きな魅力だと思う。「微笑みの国」って言われるだけあって、みんなフレンドリーで温かいんだ。困ったときに助けてくれることも多いし、外国人に対しても基本的にオープンだから、生活しやすい環境だと思うよ。

物価の安さも大きなメリット。特に食べ物や公共交通機関、マッサージなどのサービスは日本と比べてかなり安いから、日本よりも豊かな生活ができる面もあるんだ。

あと、バンコクのような大都市はインフラも整っていて、意外と便利。日本食や日本の商品も手に入りやすいから、日本人にとっては住みやすい環境が整っているよ。

 

 

① タイの食文化の日本との違い(食事)

タイと日本の食事の仕方って、どんな違いがある?

タイと日本の食事方法には大きな違いがあるよ!まず、タイではスプーンとフォークを使うのが基本なんだ。右手にスプーンを持って、それがメインの食器。左手のフォークは食べ物をスプーンに寄せるための補助的な役割なんだよ。お箸は中華料理やヌードル料理の時だけ使うことが多いかな。

それから、日本では「一汁三菜」みたいに自分の前に料理がすべて並ぶけど、タイでは複数の料理を真ん中に置いて、みんなでシェアするスタイルが一般的。各自がご飯だけを自分の皿に取って、おかずは共有するんだ。これは家庭でもレストランでも同じだよ。

あと、タイ料理は「ミックスして食べる」のが基本。日本では「一品一品を個別に味わう」ことが多いけど、タイでは複数の味(甘い、辛い、酸っぱい、しょっぱい)をミックスして食べることで、味のバランスを楽しむんだ。だから、何種類もの料理を少しずつ食べるのがタイ流なんだよ。

タイでは食事中に水をあまり飲まないこともちょっと違うかな。特に熱いスープや料理と一緒に冷たい水を飲むのは体によくないという考え方があるから、食後にゆっくり水を飲む人が多いよ。

それから、日本ではお酒のおつまみとして少しずつ料理を食べることが多いけど、タイではお酒の席でも普通の食事と同じように食べることが多いかな。「プーケットビール」や「シンハービール」などのビールを飲みながら、普通の食事を楽しむスタイルだね。

タイ料理ってすべて辛いの?辛さの調整はできる?

いいえ、全部が辛いわけじゃないよ!確かにタイ料理には辛い料理が多いけど、全部がそうじゃないんだ。例えば「カオマンガイ」(蒸し鶏のせご飯)や「パッタイ」(タイ風焼きそば)、「カオパット」(チャーハン)などは基本的に辛くないよ。

タイ人も全員が超辛い料理を食べられるわけじゃなくて、特に子どもや年配の方は辛いものが苦手な人もいるんだ。だから、家庭では辛さを調整して料理することも多いよ。

レストランでは辛さの調整ができることがほとんどだね。注文する時に「マイペット」(辛くない)や「ペットニットノイ」(少し辛い)と言えば、辛さを調整してくれるよ。逆に「ペットマーク」(とても辛い)と言えば、本場の辛さで作ってくれるんだ。

また、タイでは卓上に調味料(ナムプラー、砂糖、酢漬け唐辛子、唐辛子パウダーなど)が置いてあることが多くて、自分で好みの味に調整できるようになっているよ。特にパッタイやクイッティアオ(ヌードル)などは、自分で調味料を足して食べるのが一般的なんだ。

ちなみに、タイの辛さは日本のとは少し違って、唐辛子の辛さだけじゃなくて、レモングラスやガランガル、コリアンダーなどのハーブの香りと一緒に楽しむものなんだよ。だから、単に「辛い」だけじゃなくて、複雑な風味があるんだ。辛いのが苦手な人でも、少しずつ挑戦してみると新しい味の発見があるかもしれないね。

②タイの食文化の日本との違い(会話)

タイでは食事中にどんな会話をすることが多い?日本との違いは?

タイでの食事中の会話は、日本と比べるともっとオープンでにぎやかな感じかな。タイ人は食事の時間をコミュニケーションの大切な機会だと考えているから、静かに食べるということはあまりないんだ。

まず、食べ物自体についての会話が多いよ。「この料理おいしいね」「この店のカレーは前より辛くなったね」みたいな話は定番だね。タイ人は食べることが大好きだから、食事についての話題で盛り上がることが多いんだ。

日本だと職場での食事中に仕事の話をするのはあまり好まれないこともあるけど、タイではもっとカジュアルに仕事の話もするよ。でも、深刻な議論というよりは、軽い感じでね。

あとは、タイ人は冗談やユーモアを交えた会話が好きだから、食事中に笑い声が絶えないことが多いよ。日本の食事マナーでは「大きな声で笑わない」みたいなルールもあるけど、タイではそんな制約はないかな。

プライベートな話題も日本より気軽にするかもしれないね。例えば、恋愛の話や家族の話、お金の話なども、日本より率直に話すことが多いと思うよ。

でも、政治や宗教、王室についての批判的な話題は避けることが多いかな。特に公の場では、これらの話題はセンシティブとされているから気をつけた方がいいよ。

あとは、食事中に電話やメッセージをチェックすることも、日本ほど失礼とは見なされないかもしれないね。特に若い世代は食事中でもSNSを楽しむことが多いよ。

タイでの食事のマナーで、日本人が知らないと恥ずかしい事ってある?

タイでの食事マナーで知っておいた方がいいのは、まずフォークとスプーンの使い方かな。左手にフォーク、右手にスプーンを持って、フォークは食べ物をスプーンに寄せるだけで、直接口に運ぶのはスプーンを使うんだ。フォークを口に運ぶと、ちょっと変に見られるかもしれないよ。

それから、シェアスタイルの食事では、取り分け用のスプーンやフォークが料理ごとに用意されていることが多いから、それを使うのがマナーだね。自分の使っているスプーンやフォークで共有の料理を取ると、ちょっとマナー違反になっちゃうよ。

あと、お箸を立てて置くのは日本と同じくタブーだよ。これは仏教国共通のマナーかもしれないね。

タイではご飯粒を残さず食べることもマナーの一つ。特に年配のタイ人は「一粒のお米を作るのに農家が流した汗の量を考えなさい」と言うこともあるから、できるだけ残さず食べるのがいいね。

お皿の上に料理を残すのも失礼とされることがあるよ。食べられる量だけを取るか、取り過ぎた場合は申し訳ないという気持ちを伝えておくといいかな。

それから、タイの高級レストランやホテルでは、食事中に肘をテーブルについたり、足を組んだりするのはあまり良くないとされているよ。

あとは、食事の招待を受けた時のマナーも違っていて、日本では「ごちそうさま」と言うけど、タイでは「アロイ」(美味しい)と言うと喜ばれるよ。また、タイでは目上の人や年長者が食べ始めるまで待つという習慣もあるんだ。

 

 

③ タイの食文化の日本との違い(記念日/祝日)

タイの特別な日には、どんな料理を食べるの?日本のおせちやお彼岸のおはぎみたいな文化はある?

タイにも特別な日に食べる料理があるよ!ただ、日本のおせちのように決まったセットメニューというよりは、その日の意味に合わせた料理や、縁起が良いとされる食材を使った料理を食べることが多いかな。

タイの新年(ソンクラーン/水かけ祭り)の時期には、「カオチェー」というジャスミンの香りがついた水に漬けたご飯に、甘い豚肉の炒め物やサイドディッシュを添えて食べる習慣があるよ。これは暑い季節に体を冷やす効果もあるんだ。

中国系タイ人が多いので、旧正月(春節)には「ニアンガオ」という餅状のお菓子や、「ティアオ」という縁起の良い長寿麺を食べることも一般的だね。長い麺は長寿を象徴しているんだよ。

仏教の重要な祝日である「マカブーチャ」や「ウィサカブーチャ」には、肉や魚を使わない精進料理を食べる人も多いよ。この時期、「ジェー」と呼ばれる精進料理の専門店や屋台が増えるんだ。

結婚式では「カオニャオ・マムアン」(もち米とマンゴー)のデザートや、「トン・ヨット」という卵黄から作る黄金色のお菓子がよく出されるよ。黄金色は豊かさと繁栄を象徴しているんだ。

誕生日には特定の料理というわけではないけど、「パッタイ」(タイ風焼きそば)を食べることも多いかな。細長い麺が長寿を表しているとも言われているよ。でも最近では、日本の影響もあって誕生日ケーキを食べる人も増えているね。

それから、家の新築祝いやビジネスのオープニングセレモニーでは、「カオトム・マット」というバナナの葉で包んだもち米のお菓子や、「サイクロック」という赤い豚肉のソーセージを出すことが多いよ。これらは幸運を呼び込むとされているんだ。

タイではどんな食べ物がご馳走とされてるの?特別な日のメニューとかある?

タイでは特別な日や来客のおもてなしでは、日常ではあまり食べない豪華な料理が出されるよ。

例えば、大きな海老を使った「トムヤムクン」やロブスターの炒め物、高級魚を使った「プラートート」(魚の唐揚げ)、アヒルや鶏の丸焼きなどが「ご馳走」として出されることが多いかな。

お祝いの席には必ず「カオニャオ・マムアン」(もち米とマンゴー)のデザートが出ることも多いよ。これはタイを代表する高級デザートで、「ハレの日」の象徴的な食べ物なんだ。

地方によっても違いがあって、北部のチェンマイではお祝いの時に「カントーク」という伝統的な食事スタイルを楽しむこともあるよ。低いテーブルを囲んで座り、ナムプリック(辛味ペースト)や各種おかずを食べるんだ。

タイのお正月(ソンクラーン)には家族が集まって、前述の「カオチェー」などの特別料理を食べたり、豪華なシーフードを食べたりすることが多いね。

仏教の祝日には寺院にお参りして、「サンカタン」という僧侶への食べ物の寄進をすることも多いよ。これは直接食べるものではないけど、徳を積む重要な習慣なんだ。

あとは、タイでは「シーカラー」と呼ばれるビュッフェスタイルのパーティーが特別な時に開かれることも多いよ。結婚式や会社のパーティーなどでよく見られるスタイルで、様々なタイ料理が並ぶんだ。

最近では西洋の影響もあって、クリスマスやバレンタインデーなどの時には、ホテルやレストランで特別メニューを食べるタイ人も増えているよ。特にバンコクのような都市部では、フレンチやイタリアンなどの外国料理が「特別な日の食事」として人気になっているんだ。

④ タイの食文化の日本との違い(おふくろの味)

タイのお袋の味って何?家庭料理の定番は?

タイのお袋の味、つまり家庭料理の定番はいくつかあるよ!

まず挙げられるのは「ゲーン・チュート」というシンプルな野菜スープかな。日本の味噌汁に似た位置づけで、豚肉や鶏肉、豆腐、春雨などを使った優しい味のスープなんだ。これは子どもの頃から慣れ親しんだ味として、多くのタイ人の心の中にある「お袋の味」だよ。

あとは「パッガパオ・ムー」(豚肉のバジル炒め)も定番中の定番。これは挽き肉とホーリーバジルを炒めて、目玉焼きをのせた料理で、誰もが大好きな家庭料理だね。レストランでも人気だけど、お母さんの作るパッガパオは特別な味がするって言われているよ。

「カイジアオ」というタイ風オムレツも家庭料理の代表格だね。日本のオムレツよりも油で揚げるように調理するので、外はカリッと中はふわっとした食感が特徴なんだ。これにご飯と「ナムプラープリック」(魚醤と唐辛子のソース)をかけて食べるのが定番だよ。

「パッパックルアムミット」(野菜の炒め物)も家庭では頻繁に作られる料理だね。季節の野菜を牡蠣ソースで炒める簡単な料理だけど、お母さんの味がしみついている感じだよ。

地方によっても違いがあって、例えば東北部(イサーン地方)では「ソムタム」(青パパイヤのサラダ)と「カオニャオ」(もち米)、北部ではカオソーイ(ココナッツカレーヌードル)、南部ではマッサマンカレーなどが「お袋の味」として親しまれているよ。

日本のように「出汁」の文化はないけど、ハーブや香辛料を使った香り高い料理が多いのがタイの家庭料理の特徴かな。ナムプラー(魚醤)、パクチー(コリアンダー)、レモングラス、ガランガルなどが重要な役割を果たしているよ。

タイでは家でどんな風に料理を作るの?日本との違いとかある?

タイの家庭での料理の作り方は、日本とはいくつか違う特徴があるよ!

まず、タイでは一つの鍋や中華鍋(ウォック)でほとんどの料理を作ることが多いんだ。日本のように煮物用、炒め物用と鍋を使い分けることはあまりないかな。炒め物からスープまで多くの料理を同じウォックで作ることが普通だよ。

調理時間も日本と比べると短いことが多いね。タイ料理は強火で手早く炒めるものが多いから、一品あたりの調理時間は短いんだ。じっくり煮込む日本の料理とは対照的かもしれないね。

調味料の使い方も違っていて、タイでは「目分量」で料理することが多いよ。レシピ通りに計量するというより、味見をしながら調整する料理法が一般的なんだ。だから、同じ料理でも作る人によって味が違うことも多いね。

また、日本では「だし」が重要だけど、タイでは「ナムプラー」(魚醤)が基本の調味料。これにライム汁や唐辛子、砂糖などを組み合わせて様々な味を作り出すんだ。

食材の準備の仕方も少し違っていて、タイではその日に使う分だけを市場で買ってくることが多いよ。日本のように週末にまとめ買いする習慣はあまりなくて、毎日新鮮な食材を買うことが一般的なんだ。

料理の手順も異なっていて、タイでは複数の料理を同時に作ることが少ないかな。一品作り終えてから次の料理に取りかかることが多いよ。これは料理が冷めても美味しく食べられるタイ料理の特性もあるかもしれないね。

あとは、タイの家庭では電気炊飯器でご飯を炊くのが一般的だけど、特に地方では「もち米」を蒸し器で蒸すこともあるよ。特に東北部や北部では、もち米が主食になっていることも多いんだ。

⑤ 知っておきたいタイの文化(その他)

タイ料理のレストランで、外国人があまり頼まないけど実は美味しいものってある?

タイ料理レストランで外国人があまり頼まないけど、ぜひ試してほしい料理がたくさんあるよ!

まず「ナムプリック」シリーズは見た目が地味だからか、あまり外国人に人気がないんだけど、これがめちゃくちゃ美味しいんだ。「ナムプリック・カピ」(エビ味噌のディップ)や「ナムプリック・オーン」(挽肉と唐辛子のディップ)などがあって、これを野菜や揚げた魚と一緒に食べるんだよ。タイ人の日常食として大切にされている料理なんだ。

それから「プラーラー」を使った料理も試してみて欲しいな。プラーラーは発酵させた魚で、最初は独特の香りに驚くかもしれないけど、「ソムタム・プラーラー」(プラーラー入りのパパイヤサラダ)は本場イサーン料理の真髄とも言える味わいなんだ。

「カノムジーン・ナムヤー」というライスヌードルに魚のカレーをかけた料理も、外国人メニューにはあまり載っていないけど絶品だよ。朝食や軽食として親しまれている料理で、ハーブの香りが豊かで美味しいんだ。

「カイ・ルーク・クーイ」という料理も面白いよ。直訳すると「蚕の卵」だけど、実際は卵を揚げて砂糖とタマリンドソースをかけた甘じょっぱい料理なんだ。見た目も味も独特だけど、一度ハマるとクセになるよ。

「カノム・クロック」というココナッツベースの小さなパンケーキも外国人があまり知らない美味しいスナックの一つ。甘いバージョンと塩味バージョンがあって、屋台で作られる様子を見るのも楽しいよ。

それから、タイ風蒸し物の「ホー・モック」も是非試してほしい料理の一つ。魚やシーフードをココナッツミルクとカレーペーストで味付けして、バナナの葉で包んで蒸したもので、繊細な味わいが特徴だよ。

タイ料理のレストランに行くとき、知っておくと役立つヒントとかある?

タイ料理のレストランに行くときに知っておくと便利なヒントをいくつか紹介するね!

まず、タイ料理は一人でたくさんの種類を食べるよりも、グループで行って複数の料理をシェアするのがベストだよ。典型的なタイ式の食事は、ご飯と一緒に辛い料理、酸っぱい料理、塩味の料理など、異なる味わいの料理を組み合わせて食べるんだ。一人だとこの多様な味を楽しむのが難しいから、できれば2人以上で行くのがおすすめ。

メニューの選び方としては、「一汁一菜」ではなく、グループの人数+1くらいの料理を頼むと良いかな。例えば3人なら4品くらい。基本的に炒め物やカレー1種類、スープ1種類、サラダやヤム(タイ風サラダ)1種類、それに魚や肉料理を1種類という組み合わせが理想的だよ。

辛さについては、注文時に自分の好みを伝えることが大切。「マイペット」(辛くない)、「ペットニットノイ」(少し辛い)、「ペットマーク」(とても辛い)と言えば、辛さを調整してもらえるよ。特にグリーンカレーやトムヤムクンなどの辛い料理は、事前に伝えておくといいね。

地域によって料理のスタイルが違うから、レストランがどの地域の料理を専門にしているのかも確認するといいかも。北部料理は比較的マイルドで、ハーブの香りが強いのが特徴。東北部(イサーン)料理は辛くて酸っぱい味わいが強く、南部料理はココナッツミルクを多用して少し甘めの味付けが多いんだ。

また、タイのレストランでは「ナムプラープリック」という調味料(魚醤に唐辛子とライムを加えたもの)が卓上に置かれていることが多いよ。これを使って自分好みの味に調整できるから、料理が来たらまず味見してから、必要に応じて調整するといいね。

デザートについては、メニューの最後に載っていることが多いけど、タイ人は食事とデザートを別々に考えることが多いから、食事と一緒に頼んでも問題ないよ。特に「カオニャオ・マムアン」(もち米とマンゴー)は人気のデザートで、季節によっては早めに売り切れることもあるから、気になるなら先に頼んでおくといいかもしれないね。

最後に、タイのレストランでは水はたいてい無料で出してくれるよ。「ナーム・プラー」(水)と言えば持ってきてくれるから、覚えておくと便利だね。ただ、お水は常温か室温が一般的で、氷入りの水が欲しい場合は「ナーム・ケン」(氷水)と伝えるといいよ。

 

まとめ

タイの食文化は、日本とは異なる独自の特徴を持ちながらも、「食を大切にする」という点では共通しています。スプーンとフォークを使う食べ方、複数の料理をシェアするスタイル、甘い・辛い・酸っぱい・しょっぱいの味のバランスを重視する考え方など、タイならではの食文化を知ることで、タイ料理をより深く楽しむことができるでしょう。

また、タイの食文化は単なる「食べ方」だけでなく、人々のコミュニケーションや価値観にも深く関わっています。食事を通じた交流や、特別な日の食事の習慣を知ることで、タイの文化や人々の考え方をより深く理解することができます。

タイへの旅行や滞在を計画している方は、ぜひこうした食文化の違いを楽しみながら、現地の人々と同じように食事を楽しんでみてください。きっと旅の思い出もより豊かなものになることでしょう。

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この記事を書いた世界人

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